「現代青春」を含む小説

1990年台の日本を、小学生、中学生、高校生と過ごしてきた、当たり前に別々の二人を中心に、ひとひとりの世界が宇宙まで広がってゆく、そんな話

四条 光輝（しじょう こうき）は夕焼けが好きだ。 学校が終わるといつも高台へと立ち寄り、ベンチに腰掛けながら沈みゆく夕日を眺める。 今日もいつもの様に高台へと向かった光輝は、ベ…

アイスホッケー部『バッカス』に所属する咲場氷太は部活に励みながらも楽しめない自分に疑問を抱きながら、昔からの友人である宮川剛大の昇格により焦りを感じながら昇格を目指し努力するが……

ある日予言者を拾った主人公、雨崎柚弦は未来の自分からある指令を受ける。 それは学校一の美少女をオトすことで！？

２月生まれ。素直で真面目で不器用な１５才。 高校１年生、篠崎真実《しのざき まこと》のお話です。 反抗はするけど生態は子ども。 そんな自分のもどかしさと、真実は日々、格闘します…

　九州の海沿いの街で生まれ育った僕は、人生に行き詰まりを感じていて、死のうと思っていた。 　ただ、生まれてから一度も東京に行ったことがないことが心残りだった。 　東京にいる知り合…

硬式野球全国大会の常連校で正捕手として活躍していた主人公、都筑遠夜はバス事故によって右眼を失明し、野球部の退部を余儀なくされた。野球の道を失った遠夜はまだ野球を捨てきれずに全国大…

『今日、この坂を登り切ることができなければ諦める。私はそう決めていた』 本野桜は、足をつかずに登り切ると願いが叶うと噂されている坂道に願掛けをしていた。 残された時間は五日間。桜…

夢や希望に満ち溢れた若い時代を、人生の春に例え、「青春」というのなら、きっと、どんよりとした雲行きの怪しい春の日もある事だろう。 そんな甘酸っぱい「青春」の酸っぱい方…

夏休みの宿題になっている読書感想文を書くため、高校の図書室を訪れた小林菜乃花。 何気なく手に取った本から落ちてきたのは1つの栞。 幼馴染である平澤祐輔はその栞に見覚えがあるようで…

これが『乃木坂』シリーズの原点！ シリーズ再始動で贈る『乃木坂明日夏の秘密』への大反響を受け、『乃木坂春香の秘密』第1巻が期間限定でカクヨムに登場!! 2004年刊行の第1巻か…

名高き心理学者を亡父に持つ平凡な高校生、水無ヶ谷鷹志。黒髪黒瞳、中肉中背、見た目に文武そこそこと、およそ特徴と呼べるものがない彼には、しかし、人知を超えたある特性があった。 『心…

中学三年生、夏休み。 余命を宣告されてしまった枦木（はぜき）司（つかさ）は親にも言えず、友達にも言えず、ぼんやりと残り時間を過ごしていた。そんなとき、人気のない林道の奥の池に人魚…

600字縛り同題異話！5話完結！5月感がまるでないちょっと薄ら暗い作品になりました。ホラーでもなければ何も起きません。

四季が巡り、時も流れる。 過去を捨てたとある男子高校生は平和な日々を願っていた。 しかし、彼の単調な日常はだんだんと崩れていく。 * 初投稿になります。ネット上に自分の書いた…

「相変わらず物が多いわね」 一年間悠々自適なオタクライフを送ってきた俺の目の前に現れたのは一歳年下の幼馴染み。 彼女は、小さい頃から必要最低限の物だけで生活する生粋のミニマル系女…

中学生「吉留勇也」は事故がきっかけで自分が異世界の勇者だった事を思い出す。しかも、妹も母も元パーティー仲間だった。 おまけにその世界から転生してきたのは自分達だけではないらしい…

宙に投げ出された安達さんを受けとめる係が私だった。 安達さんが吹っ飛んできたときの衝撃はすさまじく、体操用マットの裏側からもその波動が伝わってきたくらい。 ぼーん！　どすんっ！ …

この世の中は、理不尽、不条理に満ちている。 いじめや仕事の問題から、突然の事故、病気、大震災まで。数え上げればキリがない。 ……だがもし、そんな不条理が人為的、はたまた意図的に…