発行部数200万部突破の大ヒット作、五十嵐雄策先生の『乃木坂春香の秘密』がついにカクヨムに登場しました。
既にアニメ化もされているので、ご覧になったユーザー様もおられるかもしれませんね(*'▽')
◆あらすじ
私立高校の白城学園に通う2年生で、平凡な眼鏡男子の綾瀬裕人(あやせ ゆうと)は、或る日、図書室で憧れのクラスメート、乃木坂 春香(のぎざか はるか)と図書室で遭遇し、偏見の目を避ける為、彼女が周囲にひた隠しにしていたその趣味──アニメや漫画のオタク趣味──を知って仕舞います。
秘密を共有する2人は、それから、コミケットやらアニメ関連グッズの販売店に一緒に行ったりするなど、オタク活動を通じて交友を深めて行きます。
◆以下、個人的な感想など
ヒロインの乃木坂さんは、ピアノが弾けて、英検1級で、実家が貿易をされており教養の高い気品あるお嬢様です。
更に、アニメや漫画、ゲームと言った敬遠され勝ちなオタク趣味に造詣が深い。
実に良いですねo(*^▽^*)o~♪
そんな乃木坂さんには、あだ名と言うか綺麗な二つ名があり、それは「白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)」、Nuit étoiléeと言います。
フランス語のNuit étoiléeは、直訳の文章中では単に「星空の夜」と言う意味ですが、意訳としてはゴッホの著名な絵画である「星月夜」などがあります。
題名に月、Lune(リュヌ)と言う単語は入っていませんが、絵の右上に大きな黄色の三日月が描かれているので、その絵のフランス語の題名La Nuit étoiléeは、日本語で「星月夜」と意訳されています。
この作品でヒロインの乃木坂さんに付けられた「白銀の星屑」と言うネーミングは、実にそのキャラクターの気品の良さを表しており、非常に粋な意訳だと私は思います(*'▽')
こうした意訳を用いた二つ名のネーミングは、鎌池和馬先生の禁書目録シリーズの登場人物にも、「幻想殺し(イマジンブレイカー)」など多用されており、この辺りの事柄は実に興味深いですね。
中高生だったあの頃を思い出し、大人になって忘れていた熱い血が身体中にたぎるのを感じます(´▽`*)
カクヨムのユーザー各位様は、大変面白い作品を無料で読ませて頂ける機会ですので、是非お読みになっては如何でしょうか(*^_^*)