「見る」を含む小説

他人の不幸は蜜の味という言葉がある。誰かにとっての不幸を見ることで自分が幸せであると再確認することができるという心理状態から来ているらしい。だけど私にとって不幸というのはどこまで…

「神だろうと最強だろうと……全てパンツの為に使ってやるよッ！」 世界を巻き込む魔導書を巡った学園パンツファンタジーが幕を開ける！ 魔法は人間の常識であり、魔法を扱える者こそが…

『第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト』一首部門に応募中の、現代短歌集です。 気が向いた際に随時更新します。 また短歌の公式コンテストが開催されますように！ 二十首連作部門に応募…

朝が来て感じることは何だろう？朝に感じることを言葉にして見ると・・・。

　———世界が異界と繋がってから120年。 　異能力が当たり前となった世界で、異能力者である、佐々木怜太（ささきれいた）には悩みがあった。 　別に勉強と言うわけではない。 　…

　ぼくには幽霊が見える。 　でも、そういうものは、こちらから手を出さないかぎりは安全だし、怖いことだってない。それはただそこにいるだけで、それ以上じゃない。 　ただし、そういうわ…

焦げのある春も花より鶏つくね 色褪せた小説本に虹を見る

どうやら私こと新井　和葉は平安時代をベースにした育成シミュレーション要素がある乙女ゲームの世界に転生した、らしい。 幸いな事にヒロインの一人にしてプレイアブルキャラである燁子は左…

立ち技格闘技によるしのぎの削り合いはSNSの発達や規制強化と物価高騰、観戦側の人間達による要求によって新たな局面へと突入する。 某月某日。 別の稼ぎ場にて一人のファイター・｜霞…

2024年6月の3分の1 世界を斜めに見ることが正しい。真面目なんて、すぐ崩れていって薬12錠。

　うだるような朝で目が覚める。 　脱衣所に行くと、幼馴染の三浦ここみが僕のパンツを嗅いでいた。 「ここみ！　僕のパンツを使わないでよ！」 「ち、違うの！　藤吉くん。聞いて！　こ…

田舎まち、娯楽施設は無いけれど、野球があるから大丈夫⚾️ 僕と、野球と、ときどき虫と。 春から秋にかけて、全10句。 床に広げられたスナップ写真を見るような感じで、それぞれ…

気付いたら、私が大好きな乙女ゲームの世界「天球儀の契り」だと気付いたのは、６歳。 遺跡で、起動できない端末（デバイス）を見つけた時だった。 一瞬、私は「ヒロイン？」って浮き足だっ…

一話完結。連作短編。器を失った人と、それを見ることができる者とが出会う話。

不思議な世界で少女は大切な人の影を見る。なぜこの世界は懐かしいの？ 都を治める天主と各地で権勢を誇る四天王。謎を解き明かし、元の世界に戻るには彼らが持つ宝を手に入れなくてはいけな…

捜査一課配属初日、突如現れた強盗と刺し違え、命を落とした正義漢「タタラ・ギンジ」 しかし彼の意識は冥界には下らず現世を揺蕩い、夢現の狭間を彷徨うことに。 やがて目が覚めるとそ…

ヒルデガルダは「悪夢」を見る。何処とも知れぬ空虚な世界を漂い、己の腕が甲冑となる「悪夢」を見る。子どもの頃より何度と見るこの「悪夢」は、やがて現実となり、彼女は鋼鉄の巨人と巡…

私が、小学生だった時の話です。

大学で海洋を学ぶ主人公の水谷 快は、自身が海を好きになったきっかけが分からずにずっと何気なく過ごしていたが、ある日を堺にある夢を見るようになった。 それは果たして予知か、あるいは…

生まれつき、人が死んだりするような夢をよく見る。 こういった夢はインパクトが強いので後々まで記憶に残っている事が多い。（どんよりした感じの文章です。夢を見る男）