やりこんだ乙女ゲームに転生した元日本人のサリア。
だが彼女がヒロインである保証はない。
15歳になって、ゲームの攻略対象たちと出会うことになる。
彼女は攻略対象たちの悲劇的な運命を回避しようと奔走する――
主人公のサリアが、まっすぐで優しくて行動力あふれる少女で魅力的です!
また彼女の姉も妹思いの素敵な女性。
現在未登場の悪役令嬢(?)も原作ゲームでは人気キャラだったようで、期待が高まります!
ヒーローとのドキドキも描かれますが、私はそれ以上にこの世界の裏側に興味を惹かれています。
時々差し挟まれるシステムログや運営側の会話が不穏で、引き込まれる!!
裏にどんな陰謀が渦巻いているのか?
この世界はサリアの生きていた現代日本とどう関係しているのか?
また、サリア以外にも転生者がいそうな雰囲気もバリバリあって、続きがものすごく気になるのです!
世界観そのものが謎に満ちていてぐいぐい引っ張ってくれるゲーム内転生物語、ぜひ読んでみてください!
乙女ゲームの世界に転生してしまった主人公、サリアの物語の幕開けですね。ゲームの知識を活かしながらも、自分はヒロインには相応しくないと思っているサリアが、どのように運命に翻弄されていくのか楽しみです。
三傑との運命的な出会いや、突如として起こった地震など、序章からハラハラドキドキの展開に引き込まれました。ゲームの設定とリンクした要素もあり、先の展開が気になります。
サリアのゲーマーとしての内面描写や、周りの登場人物との関係性も丁寧に描かれていて、キャラクターに感情移入しやすいですね。特に、優しい姉との会話からは、家族愛も感じられました。
これからサリアがどのような冒険をするのか、三傑とはどう関わっていくのか。ワクワクが止まりません。次の展開が待ち遠しい、期待大の作品だと思います。ゲームの設定を上手く活かしつつ、甘酸っぱい恋愛要素や冒険、ファンタジー世界の描写を楽しめそうな、読み応えのある一作だと感じました。