「見えないよ」を含む小説

ただただ苦しい人生を生きている。 私がもがき、苦しみ、苦しめ、期待し、夢見て、溺れた。 0より何もない今。全てを失った今。 自身を思い、振り返ろう。 さすれば、こんな私でも明日が…

目が覚めると、白い天井があった。かろうじて覚えていることは、さっきまで自分は車を運転していたということだけ。 そんな主人公と、関西弁がチャームポイントの彼女との会話劇。

飯塚つかさは、まだ中学生であったが、頭の中で絶えずいろいろなことが渦巻いていた。それも、普通の人が考えないようなことであり、それが、つかさの意識を何かに導こうとしているかのように…

戦国時代が終わった日の本。 平和な世の中になり、平和を謳歌する人々。 しかし皆がそれを喜んではいなかった。 その男の名は請(しん)。 彼は夢もない希望もない、ただ団子1つまみあ…

ノベルアップさんで七海美桜様が主宰されたアンソロ本企画・十人冬色への寄稿作品です。 私は現代ファンタジーを担当しました。 【あらすじ】 　花（高２女子）の隣の席の大神君には獣耳…

区役所で知り合ったサオリにミキオは《ユウチャージ》というものを知る。その詳細は次の日に会ったおばさんから聞いた。《ユウチャージ》とは自分がどうすれば金持ちになれるのか、その道筋…

自衛隊の基地祭にやって来ました。オタクの親子はテンション爆上がりで周りが見えなくなっているようです。

文香（ふみか）は恋人である達輝（たつき）と同棲している。 リビングでくつろいでいると、深刻そうな顔をした恋人の姿が見えた。 どうやら父親から『アメリカに来ないか』と誘われたよう…

KAC2024　第5回 お題 はなさないで 　退屈な学校生活をおくる片護結斗《ひらもりゆうと》はクラスメイトの鳴梨真奈《おとなしまな》との偶然の多さに疑問を持ったことで……

時折見る夢。 平安時代のような長い刀を左脇に差し込み、頭の冠には立派な纓が立っている殿方と、どことなく自分に似ているお姫様。 黒い艶やかな長い髪。重袿の単に、柔らかい水縹色の…

「パッと咲いてパッと散りたい」 　そう告げた幼馴染の花蓮は突如この世から消えた。 　そして二年数か月後に別人の姿で遺体となって現れた。誰もがその子を花蓮という。でも僕はどう見て…

暗くてよく見えない？　目を閉じているからだ!! (本人も何を書いているのか分からない)

少女はある日、従兄弟の元を訊ねていたーー。 この作品は以前投稿した短編『会津雪の推理観察』と同じ世界の話です。 ノベプラにも投稿しています。

北極洋海底。人類の避難要塞の防衛を担う狗頭は、軍用開発獣と神経接続して共闘するキメラ兵の一人。優秀な戦士だが、半年前の新型敵との戦闘において部下の一頭を失って以来、悪夢に悩まされ…

主人公一色香織（いっしきかおり）はある日、『世界』という特別な能力を持つ少年、力兼継（りきかねつぐ）と出会う。半ば強引に連れ去られた先で告げられたのは、その日の内にとある女優の殺…

膨れ上がる老齢人口、それに対して若年層は減少し、国の財政は完全に破綻。自分を介護するAIロボットを自らが作る。AI機器の”愛”（学習中）と若見え？の尚子が、日本の…いや、世界の未…

二人きりの音楽部でのトリックオアトリート。 キスシーンの練習用として書いたもの、ということにしています。 フォーレの歌曲「月の光」のイメージで書きました。聴いて頂ければ、二人の…

――ここは暗い夜の中。離さないで、そして話さないで 月の見えない静かな夜にある儀式をおこなうと夜の世界に行けるという。 少女は夜一人こっそりと家を出て儀式を行う。 そこで出会っ…

自分の住む区域で、ヤンキーとしてトップの座を守っていた中学三年生の村瀬縣は、毎日のように、いろんな区域のトップと喧嘩をしながら過ごしていた。ずっと負け知らずだった縣だったが、一番…

私は見た目では、苦労してるようには見えない。 だから、平気なフリしてる。