「昭和？」を含む小説

中学時代を共に過ごした友人が自殺した。突然に飛び込んできた、その訃報にぼくは……。

副題［蒼い友情］。唯一無二の彼、しかしぼくは捨てた。彼女を選んだのに……

寺山修司の天井桟敷、唐津十郎の状況劇場。平成生まれなのに昭和40年代のアングラ演劇に影響を受けて役者を志して上京した高橋健吾は、父親が死んだ知らせを受けて実家に数年ぶりに帰省する…

「幸せな夜・映画館・白いカーテン・声・抱き上げる」 例によって、性懲りもなく、全部盛り…＾＾； 今回は、歌謡曲の風景。 同じ様なシチュエーションでも、臆病な受け身女子だと、ここま…

山間にひっそりと息づく二つの村、尾根村と谷村。両村の間には永年にわたる確執が存在していた。尾根村の麻太郎と谷村の華の間に芽生えた幼い恋心が、残酷な運命に翻弄され、両村を破滅へと導…

詩人・中原中也は『山羊の歌』、『在りし日の歌』などの詩集を残したばかりでなく、「地上組織」や「試論」などの芸術論も数多く執筆している。 そこで、詩そのものよりもそれらの芸術論にス…

会社を辞めたかったが、他に何ができるのか分からずにいた。そんな時、久し振りに会った友人が溌剌としているのを見て、現状の自分がちっぽけに思えた。

都市伝説か、実在するのか？ 小さいオジさんがあちこちに出没しているという噂が。 いったい何のために？どんな目的で？ あるおもちゃメーカーの社員が次々に小さいオジさんと出会う。現…

昭和17年初夏、徴兵検査が嫌で嫌で、暮らしていた八幡学園から逃げ出した清（きよし）という男は、線路の上を歩いていたところ、蒸気機関車に轢かれそうになる。線路から飛び降りるも肥溜め…

闇が持つ力の強さ。明るさよりも闇のほうがはるかに強力。闇は総てを支配する。 登場人物　－　オレ、年の分からない婆さんらしき女性、コンビニのオバサン、

　2022年の春。東京お台場の骨董市で、アメリカのサンフランシスコから派遣されて来たリーバイスの若手デザイナーが、秋の新作ダメージジーンズの裏布用として、日本の古布を探していた。…

体育祭、ご褒美のアイスに釣られて二人三脚を選択した男女の物語。 男女で組む恥ずかしさと、アイス欲しさ、どちらが勝るのか……はたまた新たな対抗馬が現れるのか？

東京のデパートでマネキンをしていた柊子は、訳があって退職すると、姉が嫁いだ金沢に移り住んだ。

ショートショート（今は昔） 時は昭和後期、とあるオンボロアパートでの出来事。 借金取りの冴えないチンピラ風の男と、返せる当てのない冴えない中年女性のドア越しのやり取り。 それ以…

「５分で読書」カクヨムコンテストにリベンジ！ ラジオが紡いだ、淡い恋。 以下、補足。 以前公開した「深夜ラジオ」。ラストの歌詞の引用について、禁じ手であることを教えて頂き、慌…

立花美也子、29歳。 この昭和気質な会社に勤めて早7年。 男性は営業職。女性は事務職として採用される。例外はない。 それはどうしてかと言えば、女性は20代半ばで結婚、寿退社す…

奈良で生まれた山中雅は、小学四年生、貧乏長屋におかんと弟とで暮らしています。 近所に住んでいる子供たちは、雅を含め、しつけ、勉強、塾、習い事、子供を拘束するすべてのことに無関係の…

ボロアパートで年上の美女との初体験を手伝ってくれた高校時代の友人。 それ以来、彼と会う事は無かったが、母校の著名人OBのPの逮捕がきっかけで35年ぶりに3人は再会。 そして軽自動…

あれから十年の月日が流れました。小雪は美しい娘になっていました。

神戸からマルセイユまで34日間、12,269kmの船旅。昭和初期の神戸や香港、シンガポール、東南アジア、セイロン島、アラビア半島、エジプト、そしてフランスまでのハイソでリッチなク…