「SF 短編」を含む小説

今年で終わってしまう、ずっと続くと思っていた村の祭り。 その最後の場で蠢き出す、不可解な出来事。 この作品は第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作し…

高校生になった頃、ボクは人と人との間の心の距離を測る『モノサシ』が見えるようになった。 互いの、心の距離が遠いほど長く、近いほど短く見える。 それはそれで便利だし、人付き合いに…

日本語をただ読みたい人向けの、物語のない物語です。 pixiv掲載作品。

※表題作を含むショートショート集です。だいたい一話あたり数分以内で読めます。 【作者のおすすめ】 ・魂の焼却 ・前菜は惑星スープです〜生命誕生秘話〜

◆神美と雪蘭が、船着き場でお茶をしていた。 これから、星々を抜けて、碧江にある廓へ行く旅の前に別れを惜しんで。 船室では二枚貝に二人仲良く乗り、凍結されて近くまで飛んだ。 そして…

乗り物を待つ間や、冷凍食品を温める間に読める短篇集です。 隙間時間にどうぞ。

西暦3020年宇宙コロニーに一本の献血用の管が、老人の身体に刺さっていた。

※2023年7月の作品です。 読んでいただけると幸いです。 いいね、スキ、フォロー、シェア、コメント、サポート、支援などしていただけるととても嬉しいです。 これからも応援よろし…

タナカ博士は神という存在を一目でいいから拝みたいと生涯を神の研究に捧げた。しかし、それは現代だとどうも叶いそうにない。そこで彼はある装置を開発して──？

我々は両腕の爆発するマジカル・ボンバー・ハンズのジャレオと子ジャレオの奇妙な生活の一部を目撃することになる。彼らは果たして何者なのか。異端は彼らか、それとも我々か。

私たちの視界が日常の隅々に映し出す量子現象の摩擦が、認識と未知、混沌と秩序、現実と虚構が量子的に共鳴し、新たな秩序を含む日常の風景を描き出すでしょう。 ※1話完結なので、気になる…

彼には作曲の才能があった。幼いことから神童と呼ばれ、勉強もせずにひたすらに曲を書き続けた。しかし人生には転機が訪れるものだ。 ※最初に書いたのは『蟻と天才』で、そのあとがきの後…

望んだ夢を見られる装置にまつわる、依存と自立の物語です。

猫に似た宇宙人の卵を温めてあげようとしていたら、恋をしてしまった話。

アルカナ魔法学校の図書館で過ごすミトンとフクリー。ある日、伝説の魔法書を見つけた彼らは、未知の森へと飛ばされてしまう。未知の生物、困難な謎、そして自分たちの帰路を見つけるために、…

　入江　頼彦（いりえ　よりひこ）は『Refa（リーファ）』と呼ばれる相手の表情から感情を読み取る機能を使ってクラスメイトの感情を透視していた。そこで相川　春海（あいかわ　はるみ）…

終末世界の週末に複眼豚のカツ丼を食べに遠出をする話です。

その日、見知らぬ男が訪ねてきて僕にこう言った。「奥さんは、異次元に引っ越されました」

俺はこの人のために生きる。だから――。

往復100年の星間飛行士に選ばれた君。 そんな君が星降るような七夕に、宇宙から二人で決めた合図を送ってくれた。 距離と時間。 もう会うことはできない君との距離や時間は遠く、次第に…