「消えた!!」を含む小説

人が為したものは消えない。 それはどこかで残り続けるものだ。 たとえ、公開されることがなかったものでも、生み出されたものは保管され記憶される。 ここは何者にも慣れない者たちが集う…

長距離旅客機が完全自動操縦化し、パイロットが空を飛ばなくなった近未来。 最後まで自分で飛ぶことに拘ったルークは、時代に波に呑まれながら、拗れた息子との関係を思う。 柴田恭太郎さ…

『🏠あの不動産屋は何処に消えた！』はこちらです 　　　　　　　　　↓ https://kakuyomu.jp/my/works/16817139558169898401/ep…

昔、ネットで見たアレ。どこに行ったんだろう……。

平凡な人生を生きてきて、ありふれた落後人生を送る神田真悟人。 人生に何の意味も見出せないまま消えて行くんだろうと思っていたある日、夢を見た。 これからの人生を大きく変えていく出来…

ヘッドライトの先にとびこんだ塊、風に混じった耳にさわる破裂音が、ドライブの中できえていく。 ※半分以上、実話で構成されています。 ※ごった煮ショート×ショートにて、投稿して…

　彼女の部屋はいつも綺麗に整理整頓されているのに、その日はソファーの上に見慣れない物体が、これ見よがしに置かれていた。 　鈍感な僕でも理解できた。これはプロポーズを急かされている…

「フィリア！　お前のような卑怯な女はいらん！　即刻国から出てゆくがいい！」 「え？　いいんですか？」 　聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。…

　「息子が……、隣の女性の部屋に監視カメラを仕掛けたようなんです…」 　５０３号室の扉を指さしながら中年女性はそう言った。 　しかし監視カメラに映っていたのは若い男の姿だけで、部…

夜の海辺で寄り添う二人 マシュマロが焼けて溶けて、甘い香りが漂う キス、砂、体温、消えた炎、舌、唾液、髪―― ５分で読めるショートショート 隙間時間にどうぞ 鳥尾巻さんの自主…

雨が降り続く世界で"私"が出会ったのは、空色の鳥だった。

坂本春歌は予備校の帰り道、歩道橋で佇んでいると知らない女の子に声をかけられる。 「ねぇ、君のこと貰っていい？」 返事をする間もなく唇を奪われ、知らない女の子は名乗りもせず…

私自身の希望と、そう都合よくはいかないよねって現実。愛し合ったまま別れを迎える自己中なふたりの話。 たまには短歌なんてのいうのもいかがでしょう。いずれ小説にします。

「春は――無事、此処に、います」 世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。 やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。 この季節の巡り…

人類は一週間後に滅亡する。 なんの理由も明かされないまま。 高校三年生の赤城 陽向は、夏休みを終えてから突如消えた親友、唯野 葵を探すために人生最後の一週間で思い出の地を巡る。…

おつきさまの美しいひかりはみずかがみにうつって溶けてしまう。そのままだと、おつきさまの美しさが消えてしまう、と月の子は毎晩、月の光を集めている。 ある日、月を見て女の子が流した…

運転中の事故で死亡した男性は見知らぬ場所に居た そしてそこで神と名乗る者からある世界に存在する魔王を倒し世界に生じたズレの修正を頼まれる 拒否権はなく説明を受けた後、男性の魂は器…

　ダンジョン探索者の荷物持ちをしていたアベ・ジンは、ある日、家族の死体を発見する。 「お前はオレたち組織の汚点だ。だから、綺麗さっぱり消えてもらわないと困るんだよ」 「そうそう。…