「ＳＦ作家」を含む小説

　十代を境に言語能力が失われる奇病、バベル。 　大学入学を間近に控えながらも引きこもりを決め込もうとする富士御厨は、オリエンテーションに従姉妹の富士三方を連れていくよう頼まれる。…

世界の終焉まで残り7日であることを告げる朝のテレビ番組と、自室で寝起きにそれを見ている男。 しかし、次のパラグラフに移ると……。 「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」（…

作家と作家が読み合いとかを繰り返した結果として読者がいない、そんな日常が継続されてからどこも過疎っている、突発的に思いつくことをやることで生きてるような人々がなんとなくの思い込み…

小説家の「私」は〆切に追われる毎日。スケジュール管理、プロットの作成、執筆、校正後の修正……。仕事に追われ日常を失っていく。何のためにこんな思いをするのか。何のために、こんなに苦…

今作は、鉄機 装撃郎先生（https://kakuyomu.jp/users/43121523）とのコラボ企画「鉄機斎」です。 初めての試みでしたが、少なくとも書いた小生はとても…

俺は幼馴染みの心陽が好きだ。 なのに、いつの間にか疎遠になってしまった。 子どものころから好きだって気持ちは変わらない。 心陽は可愛くて、勉強もできて、学園のアイドル的存在。 俺…

目覚めると、概念が消え失せた世界にいた……。 仲間や希望を探しすが、次第に自分という概念すら消えゆく。 男は何を思うのか。

「物語に吸い込まれていく」という謎の現象が世界で起きて半年。 友人と友人の伴侶が「吸いこまれた」ことをきっかけに、とあるSF作家は最後の日記を残すことにした。

本稿はＳＦを題材とした“エッセイ／評論”です。 　　　　　　　＊ 月旅行がまだ夢物語だった１９５０年頃。 英国のクラークと、米国のハインライン、 のちにＳＦ界の巨匠として君臨する…

星新一に憧れる作家志望の彼は苦悩していた。 作品のネタが思いつかず、他の作家を腐して自尊心をあげる毎日。 そんな生活をしていた彼が思いついた方法とは。

世界中が「謎の細菌兵器」の流出で大パニックになる中、俺は本屋を回らされていた。 一冊の「マンガ」を息子に買ってやるために。 言っておきますがギャグに類する話なのでどうかご容…

「YOU、ちょっとそこで華麗なTurn決めてみる気はない！？」 「ねぇよ！」 「だよねぇー！」 深夜テンションで紡がれる物語、開幕。

おやおや？ 書いた話が読まれなくて困ってるって？ あぁ、私もですよ。言ってもpv90とかだし。 でもね、そんなに心配してませんよ？ なぜかって？ そこにいらっしゃるポチ様に聞け…

2119年。主人公はとあるライトノベルレーベルの新人賞で金賞を受賞した。 顔合わせを兼ねて訪れた社屋で行われていたのは、時代の最先端を行く、 恐るべき進行管理方法だった。 作家…

小説生成アルゴリズムを開発しようとしていた史郎が天才作家に教えを請う話。 フィルディアーナ・プログラミングの史郎と琴音の過去話で、彼らが中高生の頃の話になります。 板野かも先生の…

鬼が出るか蛇が出るか、私にも分かんないなぁ 隣窓に映っているであろうブラウザゲーと並行して楽しめたのならば本望

「筒井康隆」という作家をご存知だろうか。 彼の歴伝を書き始めてしまえばカクヨムに集められた全小説のBYTE数を平気で超えてしまうのでここでは僅かに留めておくが、彼は日本を代表す…

生活費、娯楽費、税金まで何もかも無料な夢の都市。 ただし、町には地雷が仕掛けられている。 地雷を踏んだら最後、あなたのすべてが晒されます。 ↓前回の投稿↓ 『底辺作家ごとき…

【箱入りお坊ちゃまの傲慢な戯言】 高名な陰陽師の末裔である春（ハル）は、ごく普通の中学生。父親は会社の社長さんだし、おじいちゃんは村長さんだけど、それもごくごく普通のセレブってだ…

種田山頭火や尾崎放哉に憧憬して創作したものです。 SF作家グレッグ・イーガンの小説のように、科学用語や雑学がもりこまれているのが特徴かもしれません。 十句ずつ紹介します。 第八…