「紙」を含む小説

　全てを呑み込む《虚無の霧》に、故郷を呑まれた双子の兄妹リィンとネーヴェ。 　彼等は以前、リィンの剣の師であるノアから何かあれば頼るようにと、その場所が記された紙と一通の手紙…

メモ:2024年12月30日　週間一位獲得

真っ白な紙に綴るのは、雪を待つあなたの想い。 あなたならこの日記帳にどんな言葉を書きますか？

婚約破棄のその後の話。苦労性のヒロインと、彼女を支える、性格の悪いヒーロー。ハッピーエンドです。

たった一人の理想から始まった隣人戦争により、人類の7割は滅亡。 人間に変わって地上を支配したのは人工亜人。 彼らの管理の元、人間は繁殖させられる側に。 人類の再繁栄が希望のこの…

　海辺の小さな町に住む少年、海斗が、ある夜浜辺で拾った不思議な灯籠。その灯籠には「お願いをひとつだけ叶えます」と書かれた紙が入っていた。小さな願いを込めて海に放った灯籠が、彼の日…

財務省の車にはねられた俺は死後女神に会いある取引をするそれは億万長者と復讐を果たす代わりに転生してくれというものどちらもしたかった俺は紙に署名をして異世界へ。

紙で結ばれたものの意味。それを問う

　もっとぶ厚い本はないか？せめて、あと一冊・・・。そう思って探すが本棚にも床にも厚い本はない。ここはヒンヤリしている。こんな所で夜を過すとなればコンクリートで冷える。一刻も早くこ…

一枚の紙に収まる短い短い物語。あなたの心に届きますように。

　紙飛行機が届けた恋物語

東京にある私立暁学園高等学校に通う零士はある日のバイト帰り。寒風に吹かれながらも公園のブランコで小さく泣く女の子を発見する。見ていられなかった零士は思わず声を掛ける。 「……どこ…

西洋と東洋が交じり合って文化が花開く。 建物はれんが造りに変わり、装束は着物とブーツが共存する。 街には馬車が走りながら、その隣を電車が走る、そんな時代。 瑞穂帝国は、今まさに…

「月の囁きを引き取りに参ります。怪盗ハルマ」 そう記された一通の予告状が、美術館と町を揺るがす事件の幕開けだった。 しかし、その予告状を出したのは、ハルマ本人ではない。 偽りの…

老人生活を終えた趣味が折り紙のおじいさんは転生して最弱スキル【紙生成】をゲットしたのでありえない使い方をして安定した老後の生活を送るために最上位ランクであるSSSランクを目指して…

　主人公の黒嶺夜彦は七歳を迎えてカードバトルが出来る年齢に達する。ある日の夢の中でカードバトルのルールについて謎の人物から説明を受けた夜彦が初めて召喚兵と呼ばれるカードと契約を結…

庭の隅でたちこめる煙は水気を打ち霧らしながら、草のねり込まれた薬紙のはいった缶器の底を炙りあげていく。

　令和の時代、そこそこ人気のある女性漫画家、甘味処やよいは過労の為、倒れてしまう。目を覚ますと、そこは平安時代の宮中であった。 　やよいは自らが、七条天皇の三人目の皇后、甘子を盛…

やっとこさ、まともな青春ライフのスタートを切れた学生・俺。 だがある日、事件が起きた。そりゃもうどでかい事件だ。 俺の下駄箱の中に──何か、ある。

高層マンションのベランダから、僕は虚しく紙飛行機を飛ばしている。 渋沢栄一、津田梅子、偉人の肖像画が刻まれた紙切れを使って紙飛行機を折っている。 ありあまる札束も、僕の心を暖める…