「妖怪 刀」を含む小説

もしこの現代日本に、妖怪がいたら？ 赤舐めはきっと変質者で、人食いの妖怪はきっと猟奇殺人者でしょう。 それでも妖怪はきっと、“今”と折り合いを付け、生きていくのでしょう。 この物…

　一〇月。高校二年生の九鬼《くき》は、ある罰を受け、新たな町へと引っ越す。 　彼の新たなクラスメートとして現れた一番合戦《いちばんがっせん》は、剣の達人であり、妖怪絡みの事件事故…

別作『ようかい日和』の、本編には関わらないような小話です。

蛍。夏の世の夢。儚く悲しく光っては消えていく。最後の一瞬まで微かな光を照らしている。まるで生きたいと叫んでいるように・・・。時代設定は鎌倉時代。戦乱の日本では、毎日多くの命が消え…

有名な刀を創った刀鍛冶たちを主人公にした探偵ギルドの物語。鍛冶師たちの作った刀にまつわる様な、妖怪や神様が出てくる現代アクション。 探偵物語ですが推理は一切ありません。あしからず。

異物（注：人間、妖怪、動物に酷似しているがそれら全てと異なる存在。大なり小なり悪意を持ち、人、妖怪、動物を見境なく喰らう）退治を生業にして暮らしている兄妹、ヒノキとウタコ。 　あ…

　時は現代、陽の気を持つ人間。それとは別に陰（いん）の気を持つ妖（あやかし）は時に人と敵対し、時に互いに協力しあい、人とは別に繁栄を遂げていた。 　それと違う発達進化を遂げてきた…

人殺しの存在であり、首切りとして重宝される椿。 全てを見通す『天眼』を持つ故に軟禁される彼方。 『川守』の仕事投げ出して遊びにくる女装姿の美少年千夜。 優しいフリを続ける女性口調…

　ブゲイスーツに身を包み、ブゲイソードを手に、人知れず妖怪どもを退治する「剣豪戦隊ブゲイジャー」。あれ？　でもこれ、部活なの？ 　大江戸高校三年の赤穂士郎は、ある日突然、物理…

第六天魔王　織田信長は深い深い地獄の底にて想う。『俺を扱った創作増えすぎじゃね？』と。 そして本家織田信長公認作品の称号を賭けて、様々な世界の織田軍が集うノブナガファイトの世界が…

日本。この国には、陰鬼と呼ばれる脅威があった。それを駆逐するための学園がある。そこに通う沢瀉倫之助は、地味で、目立たなくて、まるで存在自体が幽霊のようだったが――ある日、それは訪…

妖怪に殺された父親の魂が宿った妖気を封じる刀「妖斬刀」を受け継いだ高校生「葉樺」は、相棒の猫又憑き女子高生「美猫」と共に、今日も妖怪ハンターとして邪悪な妖怪と戦っていた。 そんな…

　ある日、茂林が買い付けてきた刀の鞘に、れんげは妙な懐かしさを感じるが同時に、鞘だけだったことに不安を覚える。 　折しもテレビの鑑定番組に登場した、同じ刀のものと思われる鍔を譲っ…

日本じゃないけど日本っぽいようなよくわからない場所のお話、ハジマリ、ハジマリ。 太古の昔から帝国には二十五人と二十五本の守り手がいた。 彼らはアヤカシからひとびとを守るために転…