「アンチ」を含む小説

アンチ・ホルダーの誉は能力を使えない落ちこぼれだ。周囲にも見放され、肩身の狭い生活を送っていた。 そんなある日、絡まれている誉を助けてくれたのは黒豹のような青年、杜和だった。 優…

「ありがとうございましたー！」 　笑顔で舞台に立つ貴方は私にとって永遠のアイドルだった。 　どれだけアンチされても、酷いことを書かれてもずっとずっと太陽のような笑顔で私達ファン…

都市の図書館の棚から、禁断の知識が記された那の本を引き抜いた瞬間、私は彷徨いと恐怖に苛まれ、自分自身の人生が、狂気の囁きに満ちた別の軌道へと突っ走るのを目の当たりにした。 ---…

『本気で主人公が気持ち悪い』と感想コメントを貰ったので、泣きながら私の考えを書きました。

「世界崩壊危機から十年」 　そんな話が朝礼であった。十年前、世界は未曾有の蝗害に襲われ、世界中の国々が食糧危機に見舞われた。 　そんな危機を救ったのが、ＧＭフード（ジェネティカリ…

いよわさんって神だよね。うん。アンチやめてね、泣いちゃうよ

はるか昔、神と巫女は人間に殺された。 その結果として人の身に宿る異能。だが神による庇護を失った世界を我が物にすべく『異界の神』が侵略を開始する———。 神殺しの咎が生んだ凄惨な…

この世に、絶対の正義は無い。 勇者も、TPOが変われば最凶のモンスターに変わる。 世の理不尽がまかり通るのなら、持てる力で抗う者こそ、あるいは真の勇者なのかもしれない。 見せかけ…

将来に悩む14歳の少年と、労働の廃絶が可能だと訴える謎のニート"ニケ"（自称アンチワーク哲学者）による対話形式の哲学小説。「労働とはなにか？」「人間とはなにか？」「理想的な社会と…

領土拡大を巡り数多の小国が姿を消すか大国の庇護下に入ることにより紛争が落ち着いた現在。 大陸はセイムス王国、ヘイムス王国、クレイベルグ帝国の3すくみにより小康状態を取り戻していた…

ある漫画作品が大好きな「私」の話。

顔の見えないアンチと女子高校生の話

　魔王討伐のため異世界より勇者が転生した。 勇者パーティに加わるべく、冒険者ローザは王宮に呼ばれたが、そこで目にした勇者の姿に幻滅する。 　彼女が思い描いていた勇者像どころか、イ…

無事完走！

作品を全くの曇りなき眼で見られる人って、どのくらいいるのだろう（いやいない） ※二次創作について触れたエッセイなので、苦手なかたはご注意ください。 ※「小説家になろう」にも投稿…

KAC20241~8のお題で描かれる8話完結の最終話。 50年前の「ウイスキーマン事件」に関する新たな証拠映像の発見から始まった事件。 進まぬ捜査にNCAのバーネット捜査官は捨…

KAC20241~8のお題で描かれる8話完結の第7話。 「ウイスキーマン事件」を担当するNCAギルモア司令官から告げられた推理に、アマラは苦しめられる。 事件の解決でアマラは赦…

有名な企業、事務採用、正社員…… 全て満たせた職場に就いたはずなのに、 気がついたら、この職場を選んだ主体性がゼロだということに あるとき気付いた 絵に描いたような「都会に敗れ…

KAC20241~8のお題で描かれる8話完結の第6話。 NCA捜査官アマラ・メアリー・バーネットはバルで浴びるようにイングリッシュウイスキーを飲んでいた。やがて相棒のジェームズ…

斯くして終末は訪れた。類い稀なる歓喜よ。満々に帆を張ってカミオカンデの海を泳げ。雀躍たるニュートリノの放散は溌剌たるエントロピーの拡大とともに無間地獄の阿鼻叫喚を貫通し、ヴァルハ…