「なかったことに」を含む小説

発掘家フォグ＝ロスは辺境の地の遺跡に調査に来ていた その遺跡の地下で巨大な輝く湖と巨大な術式陣を発見する その場所で魅入られし存在と呼称される人類の敵と出会い、交戦するも無残…

※他サイトにて投稿※ 　ここは、現実世界と似て非なる世界。 　違いは、ただひとつ。 　何故か得体の知れないバケモノが出て来て、それを退治するヒトがいる。 　儲かるからと安易な考…

無数に存在するifの歴史は“なかったこと”にしていかないといけない。特に、人類が宇宙からの侵略者によって滅ぼされそうになっているこの世界はもうおしまいです。“第四の壁”から宮城創…

　チュンチュンと小鳥の|囀《さえず》りが耳に届く。 　私はスマホ画面で｜現在《いま》の時間を確認する。 　一昨年の梅雨から実家で飼っている、白猫の白玉と、黒猫の黒ごまが戯れあって…

時代は１４世紀の中国。 繁栄を極めている大元帝国に、現代からやって来たひとりの女性が。彼女の名前は雪花。転落事故でこの時代へタイムワープしてしまう。天から落ちるようにしてやって来…

「アルカ……お前との婚約、なかったことにさせてくれないか？」 わたくしがモフリスキー殿下からそう告げられたのは、あるうららかな初春の午後でした。学園の中庭で、お友達とのんびりテ…

恐怖の大王がアンゴルモアを差し向けて真の世界をぶち壊した2010年8月25日。 篠原幸雄は、海外オークションで競り落とした“アカシックレコード”を手に入れた。日本語で書かれてい…

本に関しての最初の記憶はいつまでも絵本が部屋にあって邪魔でしょうがなかったこと。

悪夢を見たと思った。 侯爵家の令嬢カトリーヌは、誰かに刺された夢を見て飛び起きた。 第二王子と友人の婚約披露パーティに向かうまでの間に、夢で見た出来事が繰り返されているような既…

『ボクね、最近彼氏できたんだよ』 『まぁボクって可愛いし、モテるからね！ボク以外女の子の友達がロクにいない君とは違うってことさ。その気になれば、すぐに男くらい作れるんだよ？』 …

　橘香華子は妄想好きの女子高生。自ら妄想したおっさんの生活を見守っていたが、そのおっさんは不遇のために自殺してしまった。 　香華子は兄の入れ知恵でおっさんの死をなかったことにした…

　俺は最上勝弘（もがみかつひろ）。高校2年生。 　インドア趣味が多めで、特に天文関係が好きな高校生だ。 　一つ、俺が続けている事がある。 　毎日の出来事や振り返った結果を日記アプ…

年越しの夜、『緑のたぬき』を買うつもりが、『赤いきつね』を買ってしまった父。 テーブルに用意された『赤いきつね』を見て、泣き出す妹。 妹を落ち着かせるために出した父の秘策。 …

　ある梅雨時の放課後、高校2年生の保谷凌佑は、幼馴染で同級生の高野梓に告白される。凌佑はその告白を受けるも、どこか不安な気持ちを抱く。自分たちが上手くいくかどうか、の心配ではなく…

聖女、悪役令嬢、チート少女――の、どれでもない平凡な女官で実は転生者のサリナ。 無駄な転生者という設定のせいなのか体質なのか、彼女たちの物語に巻き込まれるどころか王子や騎士団長や…

「出来損ないの子供だ、なんでお前はこんな子を産んでしまうんだ」 「ごめんなさい、あなた」 　南北戦線と呼ばれる戦争の真っただ中、世界は帝国からの名誉を得るために、自身の子供を立…

＜日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト　二次選考落選作＞ 認識されていないものから順番に概念が「なかった」ことになる現象、法則の欠落（Lack of Law）が発見されて半…

　木野暁嗣は同じクラスの香椎美夜がパパ活相手の男にラブホテルに連れ込まれそうになっているところを助け、報酬としてデートをする代わりに彼女のボディガードになる。 　翌日放課後に暁嗣…

　ヒルフェール・ケセドことヒルフェは、異世界へ魔族として転生した、元日本人である。 　「異世界でチート無双」を夢見たヒルフェだったが、回復と鑑定解析のチカラくらいでロクに戦闘向け…

　魔族は必ず二種の魔法が使えるはずなのに、【回復魔法】しか使えないリーフは、魔族たちにいじめられていた。 　ある日、とうとう魔界から追放されてしまったリーフは、野垂れ死にかけて…