イチャイチャするなら見えないところでお願いします!~モブ女官はモブでいたいのです~
酢甘 浅葱
序章 モブ女官の憂鬱
登場人物
■主人公とごくつぶし
サリナ・ユキヒラ(24)
異国(日本のような国)出身の王宮に仕える女官。
実家は商家で容姿も魔力も平凡だが、何故か現代日本で生きた記憶を持つ転生者。
なるべくなら平穏に暮らしたいのだが、お人よし故に結局『主人公たち』の物語に巻き込まれている。
ソロガ(自称28)
王宮に滞在している客人であり、魔術師兼魔術研究家。
目が眩むほどの美形ポニーテールイケメン。
社交的で人を惹く体質。何故かサリナを気に入り、何かと一緒に騒動に巻き込まれたがる。
■召喚聖女と王道王子様
ミラ・スグリ(17)
村主 未羅。現代日本の女子高生だった。
聖女として召喚され、周りに力を狙われながらも王子と結ばれる。
が、何かと痴話げんかを繰り返してはサリナのところへ逃げ込んでいる。
センデル・アルデート・セントリスティア(19)
セントリスティア王国の第一王子。
聖女であるミラと相思相愛。紳士的で絵に描いたような王子様だが過保護で変に天然で強情だったりするのでミラとちょくちょく痴話げんかをする。
■悪役令嬢(元)とイケメン騎士団長
エルル・エヴァンス(17)
元悪役令嬢(転生者)で元センデルの婚約者。
断罪フラグを回避するために奔走した結果、王子との婚約を破棄し、騎士団長のアーセルと恋仲にになり、ミラの教育係に落ち着いた。サリナも転生者と見抜き傍に置きたがっている。
アーセル・バルテナ(20)
運命に抗うエルルを面白おかしく観察しているうちに恋に堕ちた聖騎士団長。悪戯好きだが明るく豪快な性格の男性。
半ば強引だったといえど婚約を結んだエルルを理解し、一途に愛情を注いでいる。
■チート少女とクーデレ溺愛宰相
アンナ・マテリ(15)
所謂チート魔術師。HP、MP、全てのステータスが高い。魔法バカであり強烈な探求心を持つため色ごとに興味は無かったが特殊な魔力を持つ宰相のヴルフェスには無自覚に恋心を抱いており、無意識に惚気る。いちゃついてる自覚が女性陣の中で一番ない。
ヴルフェス・ディゼル(26)
若くも宰相を務める優秀な男性で、魔術に対しても膨大な知識を持っている。ソロガの旧友らしいが態度は悪い。
基本的に親しい人間は少なく、その分懐に入れたら甘やかすタイプ。
そのためアンナを溺愛しており、嫉妬深い。しかし年が離れているせいかソロガに「ロリコン」とからかわれることもしばしば。
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