「おこ」を含む小説

堅壁という屋敷に住まう、一人の美青年白刃。彼はある日、君達で言う神や仏に近しい存在「超越者」に天ノ下――別名「楽園」に招かれ、とある四人と共に赴く事となった。一緒に連れてくるよう…

下書きをしておいたのに。いざとなったら見つからなかった。今更ながらに発見されたので、ここで供養しておこう。 ◇ 777字で書いてみた。（7日7:07投稿） ◇ 同題異話「くだらな…

恋人になった人に一週間でLINEの一文で別れを告げられたこととか。 自分の近況を発信するSNSに違和感を抱いたこととか。 無口な祖父が何かある度にカメラを向けていてくれ…

　大学２年の夏の終わりに、僕はとても不思議な体験をした。 　それは他の思い出たちとは一線を画していて、今思い返しても、浮世離れしているように思う。 　僕自身としてはこの出来事…

まだ子供たちが小さかった頃、毎日お布団に一緒に入ると「何かお話して」とせがまれました。物語は１日幾つも話す事もあったし、途中で寝てしまう事もありました。一日では終わらない映画の様…

※2023年１２月１６日（土）（1036記事目）〜 2024年１月３０日（火）（1081記事目）の記事が掲載してあります。 ※Season５（https://kakuyomu.…

朝起きたら突然庭からマグロが生えてきたから日記に記しておこうと思う。もしも同じ体験をしている人の助けになればいいと思う。2004年

時は現代、ところは京都。 菅原道真公の末裔としてこの世に生を受けたロックシンガー、道明寺幣楓(どうみょうじ へいか)。 現代に顕現した稲荷神であり、浮世を眺める自称怪奇探偵、伏…

　化物城に住む辺境伯、アンジェリカには別の顔がある。 　それは、貴族専門の探偵。 　彼女の助手であるテオは、アンジェリカに調査や雑用、肉体労働、果ては貴族のフリをして舞踏会に潜…

「貴殿を〈白鷲〉と見込んで話がある」。あまり好ましくない話題だが、無視もできない。遠い国で騎士の称号を得た中年戦士は、それに相応しい行いを――まあ、可能な限りはしておこうかと思っ…

カメムシになった元人間の私 この世は広い。そして、残酷だ。 雨一粒だって命に関わる。 でも今の私には、雨が降る前兆を感じ取ることが出来る。 そう。様々な便利を捨…

また恥ずかしい詩を書いてしまいました。きっと朝の駅で鳩と目が合ったからだ。そうだそういうことにしておこう。

このエッセイは2006年から書き始めたものです。中身が少々古い。笑…私は既に初老だし、夫も随分くたびれている。娘は今や自立して英語を流暢にこなす国際人になってしまった。もうひとり…

　背中の大きな黒翼は、有り余った魔力が顕現したものだ。 　この翼で空を舞い、《真名を掌握》し《魔力捕食》しどんな怪我も《自動治癒》する。さらには《絶対切断》の剣で軍隊を率いて敵を…

ある高校生探偵、日野山紅(ひのやまこう)は、何故か家族、親戚、幼馴染、友達もいないごく一般の男子高校生。ある日の事件を境に紅の日常が崩れていく...さらに紅自身についても....…

「輪廻転生の輪をくぐってまたいつかきっと会えるわ。私があなたを覚えていなくてもいつか私を見つけてね。」 そう言い残して竜王の妻・香蘭《こうらん》は亡くなった。 香蘭が亡くなって…

この話はフィクションであり現実に鈴山市は存在しないことを先に述べておこう。 ここは山口県から独立した市である鈴山市に生きる少年少女の物語である。 コメディーを信条に短編小説を気ま…

※2023年11月5日（日）（995記事目）〜 2023年12月15日（金）（1035記事目）の記事が掲載してあります。 ※Season４　(https://kakuyomu.…