「……鬱？」を含む小説

僕の考えた短編集 是非読んでいただけると嬉しいです。

母が死んで二年、父が見知らぬ女を連れてきて「彼女と再婚する」と言った。 いきなり赤の他人と同居などご免だと家を出て寮生活を送っていたある夜、帰省したはずの同級生、蒼葉が目の周りに…

ひとがこわいというよくある

短編です。

双極性障害を扱った作品という企画があったので書き下ろさせてもらいました。このお話の主人公は「美香ちゃんのおかあさん」としかしていませんが、それは特定の名前にせず、精神障害のある子…

全て現実であり それは人の目には見えない場所で 話し合われたことを 私が この場に文字として表した 紛れもなくこの世に存在する者らの 物語。 ギャグありシリアスあり。 なんとも…

大学に通えなくなり、ひとりで部屋にこもっていた青年ユージ。 先の見えない漠然とした不安の中、ほんの少しの気まぐれをきっかけに、ユージは中学生の自分を追体験する能力を得た。 そして…

勢いで書いた短編。

　大学生の篤志はアルバイト先の大手塾で、珠里という女性と出会う。珠里は美しく、凛として、それでいて常になにかを憂いているひとだった。 　勇気を出して彼女を誘った夜から、ふたりの恋…

既遂すること、既成の、期待された、判別は？

問題を抱えて生きてきた3人の女の子達。 その子達の暗く、鬱な恋愛模様。

友達になることが申請方式になった世界。 とくに未成年は書類の発行と合意に親が必要。 ついに、主人公の少女は友達申請が依頼される！ ↓前回の投稿↓ 『アカシックチートで異世界…

通勤途中、正体不明の『黒い本』を拾った小坂望。 ページを開いた彼の前に、怖気を振るうほど美しい少女『すずり』が現れる。 悪魔を自称する『すずり』は、代償と引き換えに小坂の願いを叶…

西暦という概念もとうに捨てられた令和287年の日本で、僕は就活をする。就活生の主食はソイレント・ブラック。主原料は人間。 （映画「ソイレント・グリーン」およびその原作、ハリイ…

　仕事であまりにも鬱がひどいため、治療のために書きました。 　世界文學には、『蜘蛛女のキス』のようにセリフだけで構成された小説がありますが、ニコルソン・ベイカーの『もしもし』はと…

おうじさま塔のひめさますくいだすそんな話に僕らはいない 牛丼が早くて安くてうまいのはどこかで誰か泣いているから （短歌は2019年4月ごろに開始。5・7・5・7・7の閃光のき…

『こんなお話が必要な人』に届いて欲しい、ある女の子が、リストカットの想像をするだけの話。

それはただヒトの形をしていただけだったのかもしれない。 記憶、家族、心、形の無いものが、確かに生き物を形作っている。 それならば——ただ単に、自分達はヒトの姿で生まれてきただ…