「短編 宇宙」を含む小説

僕の叔母さんの楓さんは、自分のことを宇宙を駆け回って大活躍した吸血鬼だなんて平気で言う。変なことばかり言うけれど、でも、僕はそんな楓さんの話が好きだった。「楓さんって、なにか心残…

ワシの名は皆狂陽吉（ミナクル ヨウキチ）。 ワシとしてはミラクル博士と呼んで欲しいのじゃ。 今夜もワシは夢の中で新たな異次元への旅をしてくる。タイムリミットは目がさめるまでじゃ。…

月面都市ネオジャパンが舞台。研究開発機構アナルハイル社の上級研究員ユキト・スメラギは恋人のエリカ・ディードライトに結婚を迫られていた。月面都市のカフェテラスでユキトは自らの思い…

僕はたまたまクラスメイトである女子が図書室に自作の小説を隠しているところを目撃する。ゆっくりと進んでいく物語。読者の心の中をそよ風が通り抜けていったような感覚にさせます。

　何百年後、国と言語が統一された世界。 　海の水位は上昇し、人が住める大陸はわずかになっていた。 　そんな世界で、家族と幸せに暮らしていたサフィニアだったが、ある日生まれ育った…

地球最後の日僕は家でテレビを見ていた。 宇宙人がなにやら地球を滅ぼすみたい 正しい人が一人でもいれば滅ぼさないらしいけど スマートフォンに初恋の人からメッセージが届いた……

節約しようと恒星すれすれの航路を取った貨物宇宙船。しかし前の戦争で使われた無人戦闘艦に狙われる。 船長と航海士は生き残ろうとある策を実行する。 ＊「小説家になろう」にも投稿して…

人類が宇宙へ進出して久しく、地球には未だに国境という見えない線が引かれていた近未来。 月は地球へ宣戦布告する。 戦争に巻き込まれる、名もない一般人の少年と少女の話。 この作品は「…

「はいどうも！現場リポーターのキャチーです！今日はこの地球という星にやってきましてですね、この星に住んでいる皆様にこの星の支配者を聞いてみたいと思います！」

種子存続のため宇宙でコールドスリープに入った若者たちが、衛星軌道上のステーションで地球に帰還するための準備をしている。それは、ある種の学園生活のようなものだった。 《短編「覚醒者…

目覚めると知らない空間にいた俺。不安になる俺の目の前に現れたのは、ツインテールの美少女で……？ ここはどこ？君は誰？ 月に宇宙にツインテールに情報過多だよ！

ある中二病の少年を巡り、宇宙人と異世界人は地球の街角で一触即発の事態となる。街の危機。否、地球の危機を前にして、少年は両陣営にある提案をする。

　歌穂には、昼休みになると一緒に学食でご飯を食べる友だちがいる。マーニャと名乗る彼女は謎が多く、自分のことをあまり話さない。わかっているのは海外からの留学生であること、勉強がとて…

短編のSF小説です、天の川銀河の太陽は八十億年で水素を使い果たし輝きを失う運命である。太陽の恩恵を受けていた地球も氷の世界に成る運命であった。 人類は新天地を求…

　二十二世紀――人の存在意義が大きく変わった世の中で、教師であるイブキは十人の子供たちと共にデュレイと呼ばれる貨物車に乗り、新たな旅立ちとなる社へと向かっていた。 　一年間の教育…

SF短編です。気軽にどうぞ https://note.com/natal5/n/nf33d9fd15319 この作品はこれと共通の掲載であり、著作は私本人です。

環境が極端に悪化した未来社会。 そこでは野生動物はほぼ全滅し、殆どの動物は政府施設の保護下に置かれた。 ペットとして飼える動物は皆無。 人々は、市販されている犬や猫のロボッ…

太陽系外縁の調査を任された、三人の宇宙飛行士がいた。しかし、彼らは無事に調査を終え、帰還しようとしたところで磁気嵐に教われてしまう。 修理のために彼らはとある惑星に立ち寄ったのだ…

▼カクヨムWeb小説短編賞2019 現代ファンタジー部門中間選考入り 時は現代、所は日本。 どこか懐かしい昭和の香り漂う地方都市の夏嘉市は夕暮町。 普段は平和な田舎町である夕暮町…

全五話に渡り描かれる、矛盾に矛盾を重ね無限に円環する奇妙な構造宇宙。至上の言語実験SF。 ――例えばSという少女がいる。少女が分裂すればそれは§と表され、二つに割れるか串刺しに…