「なかま」を含む小説

高校主催の夏合宿が前日に迫った夕方、帰宅部のあんなは隣の席の男子、うみねとこんな話をする。 「17年ぽっちの人生でもさ、いろいろとあったけど、僕らはみんな、海に行きつくわけ」 「…

水浴びをしていた結は、沢に棲む龍神から求婚される。「いっそ清らかな川になりたい」という結の願いを、満願成就してやろうというのだ。 その日は奇しくも龍神を祀る秋祭りの日だった。祀り…

フォトグラファーの矢貫葵陽は、雑誌の企画で依頼主たちの"最後"を迎える時を写真に収めて記事にしていくという仕事を引き受けることになる。ツジリこと、ライターで元妻の辻本里沙と共同で…

桜並木をスマホで撮りながら歩いていると、桜吹雪に巻き込まれ幻想のなかにいた。静寂のなか、うたう声が響いている。オレは隣の樹が空いているからと誘われた。魔性に魅入られ、魅入り、桜吹…

　実際には呼吸をしているにも関わらず、吸い方も、吐き方も分からない。 　私はいつも、静かに溺れている。

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト / 一首部門 / ユキ丸　小説書きしながら、短歌詠みしてます。新作より自薦のおススメの歌を載せました。ユキ丸の日常のなかから生まれた短歌たち。…

はじめまして。 仲藤未遥（なかふじみのり）と申します。 小説を投稿する前に、いま感じていることを詠んでみました。

2023年、Twitterに棲む人々の心に澱のように沈む不安が広がっていた。本当にここで大丈夫なのだろうか、と。そのとき突如頭角を現したSNS「Misskey」。その中でも特に巨…

この作品は小説家になろうにも投稿しています。 いじめられっ子の佐々木は、高校の卒業式の前日、予行演習のために登校する。自主登校明けで久々に学校に行くが、そこでもまたいじめを受け…

俳句です。なかみが寂しいので本文には短いお話を書きました。

すでにカクヨムで公開している作品のなかから、コンテスト用に9首選んで並べました。 連作「午前３時の地下室」

※長いけど短編です（「連作短編」という形式らしいです） ※TS特有のおっさんと少女のギャップが苦手な方は、その１を飛ばすといいかも知れません…（長いし？（苦笑）） その10の粗…

僕は中原零理（なかはら　れいり）。小学5年生。 見えないものが見えて、その声が聞こえる。僕の言葉も伝わる。ただそれだけ。 それでも、僕に出来ることがあるなら頑張りたい。せめて出会…

第1章：2022年8月 「とうとう私たちで夏に行く方法を見つけた、それはこの馬鹿げた世界をぶっ壊すことだ」ある八月の土曜日、仕事の疲れを癒すはずが──ぼくが知るなかでも群抜きの変…

突然前触れもなく何かの声が聞こえ始める。 「やあやあ、今から世界に試練を与えるから生き残る為に抗ってね」 という言葉が終わると、世界各地にダンジョンが出現した。急激な事態に世界は…

大人数の場所から 大阪府のジョーのなかから発泡 大統領は、ゆかにくずれる。 秘密親父も懸命にさがすなかで 婦人は、ある共通点ー。

この話は、亡くなった生徒が続出し閉鎖された呪われた高校に向かう4人の大学生の怖い体験を描いています。彼らは肝試しとして高校に忍び込みますが、そこで死神や亡霊と遭遇し、生き残るため…

かつて最強と呼ばれた暗殺者、【狼】。組織の壊滅以降、刺激を求めてダンジョンに潜り始める。一方、元相棒【血祭り】は中堅配信者・赤染茉理として活躍していた。 そこに「コラボ」と称して…

「鷹山彩音は、僕の光だった。彼女が、僕を輝かせてくれた」 その彩音が亡くなり、主人公の現実には大きな変化が訪れてゆく。 思い出される彩音との過去。そして、目まぐるしく変化する現実…