「悲恋×悲恋 悲恋」を含む小説

恋愛系の詩集です。 悲恋もあります。 更新は思いついたときに不定期で行います。

小国の王、嶺（レイ）に攻め落とされた国の宰相であった未椰（ミヤ）。嶺は言う、この大地を統べる王になるのだと。 未椰は思う、己は湖面を漂うだけの小舟であると。 やがて嶺は隣国に戦を…

水郷の町で船頭になった僕は、ある夜同級生の由乃を乗せた。

君は『白雪姫』を知っているかい？ 　僕は『鏡』。 　魔法の鏡。 もう誰もいない、古い古い城の中。 孤独な鏡の小さな独白、静かな懺悔。 「僕は罪を犯したんだよ。」 …

チームLemoneの漫画合同誌『渡る世間は嘘ばかり』に寄稿した短編です。 直接的ではありませんが、性に関わる表現あり。 男子生徒と関係を持った女教師の物語です。 ニュースにもな…

非魔族によって家族を奪われた純血の魔法使いクラウス･レッドウィングに残されたのは、幼馴染の魔法使いの少女エレノア･クリアハートだけだった。 彼女を奪われないようにする…

こいつはきっと俺のことが嫌いだ。 コウに対する第一印象は、彼の性格だとかそんなものではなく、そんな漠然とした予感から始まった。 俺は20歳、コウは17歳だった。俺たちの出会い…

僕は空っぽの日々を過ごしていた。過去にずっと縋って、後ろ向きに進む毎日。君がいた頃も、いない今も僕は君を想って生きている。 そんな時、君の――― これは愛についてのお話。…

うつせみ 【空蝉】 〔「うつしおみ（現人）」の転。「うつそみ」とも。「空蝉」は当て字〕 （１）（ア）この世の人。生きている人間。 （イ）人間の生きているこの世。現世。世間。 （２…

「この花の花言葉は、知っているか？」 「ああこれ、リメンバランス・デーに着ける花だろう？　ポピーか。なにか、死者を悼むとか、そういう意味があるのか？」 　リメンバランス・デーは十…

「菅野優花です。よろしくお願いします」 突然転校してきた優花によって、風山紫苑の日常は一変する。どこか物憂げで懐かしい彼女に、紫苑はどんどん惹かれていった。しかし、彼女は、紫苑に…

幽霊になった後輩が、彼岸に渡る。 僕らの最後の夏、線香花火で締めくくる。

目を覚ますと巨人の世界にいた。そこでは声を出すことも身体を動かすこともできなかった。必死に巨人から逃げようとするが動かない身体ではどうすることもできない。そこで一人の女性巨人と会…

倭国の南の国に流れて来た、浮世離れした武家姿の旅人たち。 彼らが宿をとったのは、狐を山の主を崇め、梅雨の時期に祝う風習のある村だった……。 とある狐娘との出会いと、昔別れた知り合…

ウィルベリー伯爵家には、跡継ぎがいなかった。 　そんな我が家に、養子として迎えられた少年。 　彼は不安そうに「セドリック」と名乗った。 　彼は、黄金に輝く金髪と、蒼穹を彷…

全てを知ってしまった少女の話。

陶芸家の亮介と美しき女・アオイの一週間の恋物語。 彼女は現れたわけとは？ 最後と決めたコンテストの結果とは？ 切ない恋愛短編小説です。

キュチッポイウ星に住む少年メメルは、作家である”先生”と共に過ごしていた。 しかしある日突然現れた先生の”カノジョ”……と思わしき女性に振り回される。 ”彼女”を取り巻く物語。

敵である明智を愛してしまった女賊。彼女は明智への告白した後、毒を飲み倒れるが……