「肩」を含む小説

夢を見た。どこか遠くへと現実から逃避するような夢を見た。 疲れているのだろうか？　現実から凄く逃げたかったのだろうか？ 寄り掛かった彼女の肩は安心できた。 一人語り、不定期更新…

冒険者のレンブは、ある日軽く肩がぶつかっただけで大金を要求してくる大男に絡まれる。そこを勇者と名乗る謎の男に助けられ、なんやかんやあって勇者の魔王を倒す旅に同行する事になる。彼ら…

俺は5ヶ月前のあの日、彼女と出会った。 釣り銭を忘れて電車に飛び乗った俺を、彼女は追いかけてきて……声をかけてくれた。 「釣り銭忘れてるって言ってるでしょ」 月みたいに大人しく…

　東京都練馬区に住む女子高生、藤原文香は一学期の終わりが近づいたある日、同級生数名と『天使さま』という、『こっくりさん』にそっくりな占いを行った。 　何かしら怪奇現象が起きること…

　私は「雑文集」というよくわからない文章でカクヨムデビューをし、 小説や短歌を書いても「雑文集」ほど読まれない物書きである。 「雑文集」というのは当然「なんでもアリ」なのだから…

文学賞の没作です（「ちくま」―2022年3月）。 書き直してお送りいたします。 自身の結婚を機に、 口を聞いていなかった父と再開。 「行きたいところがあんだ。」 そう言…

姉、早帆。三十一歳。 弟、凪。二十四歳。 仲の良い姉弟にだって、色々ある。姉に振り回されがちに見えて、時に振り回す弟。 大宮姉弟の日常。 特に何も起こりません。 短編。一話…

　ちょっと霊感があるだけ。とにかく日々平穏に暮らしたい天使（あまつか）優里、高校1年生。 　通称“死神”と呼ばれる冥界の役人、クロとともに、夏休みの京都を舞台にした、人間界と冥界…

政略結婚とはいえ12歳の時から婚約関係にあるローレンティア王国皇太子アマデウスと、ルルーシア・メリディアン侯爵令嬢の仲はいたって上手くいっていた。 辛い教育にもよく耐え、あまり学…

　暖かく優しい風と共に甘い香りが鼻をくすぐる。 「恋はあせっちゃダメよ」 　ドライヤーの風切音を超えてママの声が優しく耳に届く。 「ゆっくりと時間をかけて育めばいいの」 　三面鏡…

高校日本史について語りますよ。授業や参考書で分かりにくい部分も含めて語っていきますので。肩の力を抜いて読んでいって下さいね。

俺は高校からの帰り道、彼女と手をつないで歩きながら雑談していた。

王宮の一室で、王太子サルマンと公爵令嬢アニタは向き合っていた。 「僕たちの婚約を破棄しよう」 サルマンがそう切り出した理由は、彼が囲うシェリーにあった。 本来は想い合っているサ…

新米執事の俺は客室を清掃しようとモップを肩に担いで扉を開く。 扉の向こうにはスライムの死体があった。 スライム殺しの犯人として疑われたのは、まさかの俺！？

リストラされた男の１日を追う。

「うわあああああ！！！嫌だアアアアアアアアアア！！！」 僕の絶叫とともに朝のチャイムが鳴り―――その闘いは始まってしまった。 僕の片想いの相手である沫霧鈴音さんは、艶やかな黒髪…

【あらすじ】 ——ある日突然、家族が何者かに殺された。 寂れた神祠・八岐神社で孤児として育てられた少女【桜華】は、突如として何もかもを失った。絶望に打ちひしがれた彼女は自害を試み…

「第五回性癖小説選手権」に投票したものです。背中が曲がる「側弯症」になった女子高生を描いた物語です。側弯症で苦しんでおられる方がいることは理解しております。私の性癖でもありますの…

川と緑、エルトサラは大地に愛された豊かな国である。貴重な薬草の群生地でもある森は、エルトサラに繁栄をもたらし、国民は良く働き、王家との関係も良好だった。 特に愛らしい王子と王女…