「消えていく」を含む小説

万華鏡を拾った私は映し出される鮮やかな色に恍惚としていた。 映し出される万華鏡の色がこの目から失われていく事に気が付いた私は……

取り戻して消えていく。 ただそれだけの話。

辺境の星、ガルドープに住んでいた少女ミトと老婦アリスは、血の繋がっていない者たちだった。 戦争で母を亡くしたミトを引き取ったアリスは、10年間、彼女が独り立ちできるように、「…

　両手に収まるぐらいの友達、そこそこの成績、まあまあ充実した部活。それなりの青春を謳歌していた俺は、コンビニから帰る途中の夜道で、不気味な化け物と出会ってしまう。 　襲われる寸前…

街を守る自分、仲間達。信じていた「今まで」が、突然狂い出し、消えていく夜。どうすれば混迷は晴れるのか…。

夏休みに入り、迷子の『真夏の訪問者』を契機に、退屈で平凡な生活が一変する。 瞬く間に童貞を失い、一週間の間に六人の年上の女性と肉体関係を結ぶ。 その果てには、生みの実母とも禁断の…

この世界にはどこかに“魔法”が存在する。その場所は「魔女の劇場」。そこでは魔女が魔法を使って特別な演目を行うのだ。それはとても素敵な“魔法”のような時間。極東にある魔女の劇場、「…

かつて芸術でその名を馳せた由瀨王国は、王政が廃止され由瀨となり、近代化政策が進められていた。芸術家たちは芸術を続けることが困難になり、多くの芸術学校が廃校となった。 たった一つを…

　推しがいて、どうしたら推しがこちらを向いてくれるのかなど、何かと不具合があると向井和仁というフリーターが木造二階建ての我が家にやってくる。自殺の為に借りた家でいつ死ねるか分から…

　私こと阿波野（あわの）は。世界の創造主である。 　私は何万回も世界を創り直した。いずれ来る大質量隕石の衝突を軸に。 　そんな私にも伴走者はいる。幼馴染の豊太郎（ほうたろう）であ…

黒く染まった空からは、絶え間なく死の雨が降ってくる。重機の飛び交う轟音は耳を砕き、放たれる閃光は目を開けることさえ許さない。 その光景に戦意を失った者どもは、楽に死ぬことだけを望…

暗黒小説ではありません。 （今回は人の欲望よりパニックの部分に焦点が合ってしまい、暗黒小説にならなかったです。）

人気がなくなり、プロ野球も野球部もなくなっていく世界。目の前から野球が消え去った時、野球の本当の姿が見えてくる。

中井和希(なかい　かずき)はとある病気を発症していた。 　　1日で記憶が全て消える 昨日話した内容、友達も全て消えてリセットされる。　 　そんな事だから、学校に行っても勉強はおろ…

「サ道部」の新部長となった、○○○○。「サ動」は、うちの高校でも人気だ。「茶道」じゃなく「サ動」ね。そこで、サウナ愛のミステリー。あの言葉を言うと、部長が消えていくというのだが…？

ある夏、連続高校生襲撃事件が起こる。 物取りや強姦はしない、被害者たちには襲撃される心当たりなし。 警官の杉下は『アザミ』と名乗る犯人逮捕に燃えるが、事件はピタリと止まる。 被…

魔女の親友が現代日本に転生し、一切の連絡がなかった。しかしそんな中、使い魔は魔女宛ての手紙を持って帰宅する。その手紙の主は現代日本に転生した友人からだった。内容は『認知症になって…

私は惑星探査を生業にしている。今回の目的地は―かつて人類が生まれた星。我らが故郷だ。 しかし、幾年も前に起きた内乱の際、世界中に配備されていた核兵器の影響でこの星は死に絶えている…

ある日突如起きた誘拐事件、その後次々と人が消えていく事件が多発、もはや誘拐事件ではないレベルにまで。 消えた弟の行方を探して、、、

《あらすじ》 19世紀イギリスの片田舎で、若き数学者と妖精が結んだ友情の思い出話。 妖精アルヴィナの望みは、誰にも知られずに消えていく妖精の運命に抗い、「世界にとって重要な発見」…