「時代物」を含む小説

砂糖商家巽屋の一人娘が駆け落ちした。 捜索を命じられたのは、手代の辰吉。 駆け落ちした相手は、辰吉の親友・六松。 辰吉は何を思い、何を為すのか。

古き雅な世で、女泣かせの美男を愛した桜の精の哀しく儚い恋のお話。 時代も背景も説明せず、登場人物の名前すら出さず、あえて二人の心情だけを綴ってみました。

文明開化が著しい明治時代。 暗い過去を背負った二人の男が出会う。 過去の事件から異国人を憎む伊東敢志と、そんな敢志のもとに現れたジョヴァンニ・ギルバーツ。 この出会いは偶然か必…

薬屋の女将詩乃は「けったいな女将」として有名な女。ずぼらで店のことはすべて番頭任せ、日がな一日小上がりでキセルをふかせる。自分で動くことを嫌い、人をこき使う。だけど奇妙な知識だけ…

おれは生きてここにいるのに、おれの気持ちはどこに行ったんだろう。 情報漏洩の疑いがある男を見張ることになった紅丸と伊都乃。 後をつけていくと、男が向かったのは花街だった。 …

時は元禄。生類憐みの令で有名な徳川綱吉。ある日そんな綱吉の頭にカラスのフンが降ってきて綱吉はカンカン。下手人？となったカラスの行方はいかに？　

互いに互いの道を歩んだ男達は、その道の果てにかつての友に剣を向ける。 ※令和元年11月6日、全面的に改稿。

江渡四ツ谷坂町の食事処「狸の庵」通称あかまるだぬきにはちょっとした裏メニューがある。人と魑魅魍魎が共存するこの地で困り事があれば、あかまるだぬき一家に助けを求めな。ものぐさ女狸に…

かつて同じ師を仰ぎ、同じ技を磨いた二人が対峙し剣を向ける……

江戸の時代に似た世界のお話です。

一九二二年（大正十一年）。津軽から星野家にやってきた書生である古川清は、実は滅びゆく二三世紀からやってきた、時空検証委員会のエージェントだった。清の任務は関東大震災が起きるのを、…

時は、戦国・・・ 幼馴染の弥助・太一・茂作の３人は、山賊に遭い、命を落とした。 不憫に思った村人が建立した石仏に、３人の魂は宿り・・・ 異世界・召喚・転移 etc… 元々、フ…

　水円岳さん主催の自主企画「短編限定実験企画：公開ブラッシュアップにトライ！【参加条件を必ずご確認ください】」参加作品です。 作品名：「からくり少女みなも！」 　そのうち、書…

丹後のとある地域に残された秘聞には彷徨える蛇とそれに遭遇した者たちの物語が隠されていた。 トンデモ時代物風、伝綺。時代考証などは出来ておりません。どうか笑ってお許しください。ご…

※「幽霊」とはあくまでも比喩。本物の幽霊にあらず。 人肌が恋しんだと悟った幽霊の男と、人肌の温かさを知って幽霊になれたらと思った男の物語です。 明暦江戸大火の数日前に遊郭で出…

そもそも、武田観柳斎をご存じだろうか。ガトリングを撃つ人では断じてない。

江戸の隠密、蜥蜴丸は備前に男を切りに行った。おともはおろちのあらまさと名乗る大男だ。二人の旅がはじまる。

時代物…とすら呼んでいいのか迷うところですが、幕末に生きていただろう彼らの話、ということで。 小心者なので固有名詞が挙げられない…。