「探偵小説」を含む小説

六河津　徳子（むかわず　とくこ）は安楽椅子探偵である。 幼なじみの木工職人・霧峰大地の行方を探すうち 奇怪な事件に巻き込まれることになる── 過去の自主企画 「第二回星物川大…

ある休日のこと。 御伽探偵事務所で住み込みで働いている梶山瑠実とその兄である大翔は、新しく入社してきた桐ケ谷白と一緒に映画を観に行くこととなった。 映画を楽しみに待っていた三人だ…

探偵がいない探偵小説で、探偵をさがす少年探偵と怪人の話。乱歩パスティーシュと名乗るのもおこがましい、登場人物が登場人物のまましゃべるタイプの胡乱な似非メタ怪奇ミステリ。連載本文は…

１８８８年、夏の終わり。ロンドンの貧民街で娼婦の惨殺遺体が発見される。今迄類を見ない程の惨状に、スコットランドヤードの警官達は頭を抱えてしまう。そんな時、新聞の号外記事を読んだパ…

新型コロナウイルスの流行が始まった2020年。僕、こと、榊蔵人はとある事件に巻き込まれた。未知のウイルスへの不安や恐怖でもみくちゃにされた悲しい記憶を、僕は忘れることはないだろう。

5000人に一人くらいの割合で『ギフト』と呼ばれる超能力を持つ人間が生まれる現代日本。 人の悪意や敵意が「真っ黒な糸状の物質」に見える『ギフト』を持つ青年、円居伊都（まとい・いと…

　名探偵として数々の大事件にかかわってきた元警視庁刑事の私立探偵・榊原恵一。だがしかし、彼だっていつも大事件にかかわり続けているわけではない！　榊原やその関係者たちがかかわってき…

とある街の探偵と怪盗が活動に幕引きをする話です。謎解き要素はありません。

探偵助手であり、女学生。長久手理恵ことテリー。一風変わった彼女を取り巻く、人物・出来事を綴った、少しだけ謎めいた物語です。 国境を越えた巨大組織との因果と対立。 幼少期から両親…

モニタ越しに見えた世界は灰色。そんな月の明かりを見終えた。冬枯れの街路樹と落ち葉。季節は紅葉から雪化粧へ。雪だるまを作っている少女と出会う。目が会うと見栄えするような転び方をした…

男爵家の長子であるギリスは内向的な正確で友人がいなかった。 そんな彼にも一人だけ、一度でいいから言葉を交わしたいという相手がいた。 行きつけの喫茶店、そこの常連客である美少女だ。…

スパイ一家の第二子は、探偵事務所でアルバイトをしている。 今日やってきたのは母娘の依頼者。 なんでも娘が奇妙な絵を描いたらしく――？ 諜報一家シリーズ、第3弾。

あらすじ 　主人公の御国 守（みくに まもる）は九歳の夏休み、自転車で事故に遭いそうになったところを、『瞬間移動して助かる』という、魔訶不思議な体験をした。 　時は流れ十年後。…

2022年 冬。大学生の山神達也は、半年前に亡くなった中学時代の友人・三鳥文哉の墓で、謎のUSBメモリを発見。同時に、そこで出会った探偵を名乗る少女・暁たきびに連れられ、駅前の図…

有名画家の大友小六は、あろうことか親友の殺人事件の容疑者として浮上する。疑いを晴らすために妹の綾香たちの協力で真相の究明に動くが、事態は悪化し、いっそう恐ろしい展開を迎える。小六…

帝都を騒がす神出鬼没の義賊・怪盗ジェスター。 彼が持つもうひとつの顔こそ、私立探偵の橋本雅文である。 あるとき、帝都で発生した宝石商襲撃事件の犯人としてジェスターの名が挙がって…

現代、魔法が存在しない世界で、男が一人旅をしていた。 彼の名前は幽谷鳴斗。元は魔法のある世界「ジュラ・オスタ」に生きていた彼は、前世で「自分が魔王だった」という朧げな記憶と、前世…

急に女子校に現れた青年、千葉巧。 大学の教育学部に通う彼は、進学校であるこの学校の授業風景を見学させて欲しいと言う。 不自然なお願いと、不自然なタイミング。 にも関わらず、校長の…

　三度目の世界大戦が終結したばかりの近未来。 　本州から札幌の高校にやって来た転校生である「波木 正多」はひょんなことから人を助ける部活を新設することになる。 　緩く様々な人助け…