「彼岸花」を含む小説

海を越え山を越えてこの街にやって来る『夏』は、いつも『呪い』を帯びている。 今年もまた、呪い呪われる夏が来ていた。

紀行ライターの荒祭は怪奇な伝承がある山の情報を得て、長野県に向かう。 不穏な空気を感じながらも山を登り、テントの中で夜を迎える事に。 やがて辺りの様子に変化が生じ始め…… 目…

芸能事務所『デネブ』の次世代トップスターとして階段を駆け上がっていたはずの蓼科茜。ところが突如、アイドル活動を休業してしまった！？　それを疑問に感じた茜の幼馴染、佐久間透は、茜の…

野林緑里さまの「タイトル、あらすじ、冒頭二百文字書いたので続き書いてくださる方募集」参加作品です。 「ナニカコ」拝見しているうちに触発されて執筆させて頂きました。 一人称の作品…

33歳の晶(しょう)と花は高級腕時計会社で働く同僚。仕事してお酒飲んで。日本と中国を舞台にしながら2人は生きていく。 こちらに収められている作品はすべて三題噺の自主企画応募作品…

曼殊沙華の姫は盆地の男子『淤美豆座衛門（おみづざえもん）』に結婚を申し込まれた。しかしその様子が、どこかおかしい。

家庭教師である真里谷潤花（まりやうるか）は、不登校児の子安の家に務めることになった。子安との距離を縮める過程で、ヒントを求めるように過去の記憶を回想していく真里谷。そこで彼女が見…

雨後の彼岸花の咲いた街で

病院の屋上で朝顔の絵を描いていた七海綾斗（ななみあやと）。突風で被っていいた帽子が飛んだ。それを捕まえてくれたのは 大正時代を匂わせるような格好をした少年だった。彼の足は無く宙を…

　僕は小川の中を歩いている。 　両岸にはそれぞれ菊と彼岸花が咲き乱れている。 　僕はどちらの岸に上がれば良いのだろう…… 　小説家になろう読者企画『夕涼み重陽会』にて初出。…

「葬った人は、きっとあなたのことが大好きだったんでしょうね」 彼岸花が咲き乱れる、半径200メートルほどのちっぽけな離島。なだらかな丘の上に、一つだけ置かれたガラスの棺。中には防…

宗一郎は少女の言われるがまま扉を開けるとそこは妖の街だった 妖との日常を描いたファンタジー 気軽に☆コメント押してってくださいね お気付きな点も報告してくれたら助かります

ある男の呪いは、花となって人の鎖骨に咲く——。 ダークファンタジーです。 花は刺青のように浮かび上がり、蕾はやがて花開く。理性が外れ、感情のままに、欲を満たすためだけに暴れる。…

余命宣告をされた弥普。 好きだった人への告白は諦めるが‥‥。 自分が死ぬと悟った日に告白される。 なんて返したのか。 ※この作品は小説家になろうに投稿していて少し手を加えた…

黒歴史第四弾です。 作者の自己満足の塊のような作品です。 ただの独白ですが、少しでもあなたの心に響きますように。

内気な中学生川波春花は、同じ美術部の遠藤颯大のことが好き。 けれど、自分の気持ちどころか、「ありがとう」とか、「一緒に帰ろ」すら口にできないでいた。 卒業までに思いを伝えられた…

友人の幼少期の体験談をベースに書きました。多少の脚色有り。 此岸と、彼岸を繋ぐ一輪の花。

――何もかもが酷く退屈だった。 ふらふらと夜の街を徘徊していた主人公は、どこか死を感じさせる不思議な少女と出会う。 「彼女を解き明かしたい」 少女に惹かれた主人公はたったそれだけ…