概要
あなたに届け、わたしの想い
内気な中学生川波春花は、同じ美術部の遠藤颯大のことが好き。
けれど、自分の気持ちどころか、「ありがとう」とか、「一緒に帰ろ」すら口にできないでいた。
卒業までに思いを伝えられたら。そんな春花の気持ちとは裏腹に、遠藤くんは十月いっぱいで引っ越してしまうという。
「絵、見てもらえないかな」
一緒に過ごせる、最後の部活の時間、遠藤くんが言う。
そこにあったのは赤だった。鮮烈な赤。
真っ黒な背景と、それを埋め尽くさんばかりに伸びる一面の彼岸花。そして、その中心には一人の少女が佇んでいて。
これは、内気な少女と少年が、互いに思いを伝えあうだけの、恋の話だ。
けれど、自分の気持ちどころか、「ありがとう」とか、「一緒に帰ろ」すら口にできないでいた。
卒業までに思いを伝えられたら。そんな春花の気持ちとは裏腹に、遠藤くんは十月いっぱいで引っ越してしまうという。
「絵、見てもらえないかな」
一緒に過ごせる、最後の部活の時間、遠藤くんが言う。
そこにあったのは赤だった。鮮烈な赤。
真っ黒な背景と、それを埋め尽くさんばかりに伸びる一面の彼岸花。そして、その中心には一人の少女が佇んでいて。
これは、内気な少女と少年が、互いに思いを伝えあうだけの、恋の話だ。
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