「処置」を含む小説

　桑原（くわばら）慎也（しんや）。二十五歳。私立城我浦（じょうがうら）高等学校に勤務する数学教師。 　慎也には同じ高校に通う妹の麻美（あさみ）がいた。三年生で、演劇部の部長である…

　釣りに行ったその日の夕餉。食事中に異変に気付いた時にはもう手遅れだった。俺は16歳であっけなく死んでしまったらしい……死因は蛸の毒。調理中に指を噛まれたのと、生で刺身にして食っ…

二十年前に始まった、喫煙者たちを厳しく罰し、禁煙させる法案『喫煙者処置方』により、世界にいる喫煙者は残り六人となった。その残り少ない喫煙者・小峰は、日本に住む喫煙者で元上司の美村…

時は２０１９年、VR技術が発展し始め、感覚伝道のロボット研究が最先端の時代に、鏡由紀は叔父から小包が送られてくる。それは、昔両親とのけんかで高校までには必ず完成させると言ったもの…

宮沢太郎は常に病弱でやっと病院から退院し、高校の入学式へと向うのだが急性の心不全によりこの世を去った。と思われたが死んだ瞬間に魂が異世界へ飛び、元最強の竜騎兵の幼き姿の体に入って…

湖で溺れた男性が、心肺蘇生処置の甲斐なく死亡した。目撃者によると、男性を岸に救助した恋人の女性は、すぐには蘇生処置を施さず、十分近くも恋人を放っておいたのだという。彼女の真意は？…

わたしはメグ。新兵医療班として第7支部に配属されたんだけど、血と処置が苦手な負け組で、毎日訓練についていくのだけで精いっぱい。先輩たちに転がされながら、なんとか軍人やってます。 …

～あらすじ～ 　西暦２０１８年２月２５日、物臭な僕の愛猫が亡くなった。 　物臭な僕は愛猫のために泣いてやれなかった。 　これは涙を流すことすら疎む僕が残した、愛猫への随筆である。…

箴言は腐っていたので幻聴と同一視されましたが実のところそれは偽幻覚というものです。

とある事情で過呼吸になった話。 過呼吸は誰にでも起こりうるもの。 ※私が調べたこと、体験したことを基にしているため、書いてあることが絶対正しいというわけではありません。その点を…

「月芽」（つきめ）と呼ばれる大陸がある。そこには六つの国が存在し、時に結び、時に裏切り、お互いに牽制し合い永きに渡って争っていた。 武上の国　王族であり、騎馬隊の隊長でもある村…

女は川原で人を殺した後に、ふと刑の重さに気づいて国外へ逃げることを考える。たまたま通りかかった海外から帰ってきたばかりの友人に会い、犯した事について今後とるべき道を相談する。２０…

カクヨムのコンテストから下げました。跡地保全、完結処置取ってますが未完ですご注意。 　首都近郊と言い張る某県某市。私立城東学園は明治時代にその前身を持つ、由緒正しき名門校である…

７３歳になった俺は、生まれてはじめて、息子が経営するところの診療所でお手伝いをすることになった。ただのサラリーマンだったこの俺に医療系の受付なんて勤まるはずはないと最初は想ってい…

なろうに放置したままの作品をこっちにも移動してきました。 終盤に入ってはいるものの、仕上げる気力はありません。 書いた証拠保全で置いておくものです。すいません。 2018.01…

便秘は死亡例（腸閉塞）がある病気なんで、みんなどんどん救急車呼ぼうな

　先の戦争以前、この世界には争いが溢れていた。数々の国家が束の間の繁栄の後、例外なく滅びていった。そんな悲劇を引き起こすのは、常に“物語”だった。“物語”は様々な文脈で語られ、時…

　火星のテラフォーミング関連株の暴落で、世界的なコストインフレに突入した近未来。 　原因不明の伝染病、オレモア症候群が蔓延した首都圏には合囲地境戒厳令が発令されていた。感染後、知…

　自分のレビュー画面から自分のレビューに飛べないという謎の不具合への対策と、作者陣のカクヨム撤退にともない作品と一緒に消え去るレビューがありそうだったため、自分の書いた長文レビュ…

　この世界にはギガフォビアという感染したら確実に死に至る病が流行っている。 　主人公、紅河智利（こうがともとし）はその病にかかるが、死の直前に現れた赫凰瑠璃香（かくおうるりか）の…