「ショートショート 夫婦」を含む小説

【カクヨム文芸部　公式自主企画】カラダの芯に触れてくる恋愛実話を読ませてください！＊参加するために書き下ろした作品です。いつもの私の文章とは違うテイストになりました。

妻は二刀流だ――。 家で独り残る「ボク」は、暇つぶしにそんな妻の事を回想する。 妻は本当にすごい。なんたって、ありとあらゆる事を「二刀流」でこなせるのだから。 そしてボクは、そん…

読み取れたのは、鬼への強い恨みでした。近隣一体を支配している鬼と呼ばれる種族が人間を苛烈に支配していたのです。おじいさんとおばあさんが老老介護寸前の二人暮らしをしていたのも、鬼に…

「それ、辛いやつですよ。何か間違ってませんか？」思い返したらずいぶん間抜けな言葉だ。「タバスコは辛いものですね。間違っていませんよ」彼女の返事も、思い返せばやっぱり間抜けだった。

ボランティアな実験（？）で入れ替わった夫婦の、ショートショートなお話です(ㆁᴗㆁ✿)。

　夜道を歩く、帰宅中のサラリーマン。しょぼくれ、クサった顔つきだ。不快なパワハラ上司にいびられる毎日を送っている。そのせいで、家でも妻に当たったりして、いつも険悪な夫婦関係だ。毎…

僕の可愛い婚約者が何かを企んでいる。 やれやれ今度はいったいどんな悪戯を思いついたのやら。 それを僕はビクビクしながらも心のどこかで楽しみにしているのです。 彼女が回りくどく何…

適当に就職した会社、特に夢も希望もなく、なんとなく日々を過ごしていた。会社帰りに毎晩飲み歩き、休みの日は昼まで寝て起きたら夜までテレビを見て過ごす。そんな体たらくでだらしのない私…

　仕事も納め終わり、さあ帰宅しようかというところに帰省しないと姉夫婦からのメッセージ。嫁さんもいなければ、彼女もいないアラサー独り身。大人しく一人で帰省しようと、仕事帰りにふと思…

和美は夫洋平の性格に最近不満が溜まっていた。 そろそろ潮時ね。そう思った和美は……。

妻から夫への手紙、ほんの小さな、彼らだけの幸せのかたち。

　妻の骨壺をダイニングテーブルに置いたまま、男は緑のたぬきをすする。物言わぬ彼に語り掛けてくるものは、在りし日の妻の面影。男は見出す。20年分の幸せが、一体どこにあったのかを。 …

数年前に書いていた掌編小説を不定期で上げていきます。昔文フリで頒布した個人誌に載せていたものもあります。 上から順に読む必要はありません。 家である夫婦と暮らすぼく、日常を幸せに…

日時しか書かれていない、見知らぬ約束に慌てる敏腕営業マン。 誰に何のために会うのかが分からず……。 というショートショートです。

夕食後、食卓で向かい合う夫婦。男は妻に何かを告白したいが、黙ったまま俯くその理由とは...

新居で新しい生活を始める読書の二人の物語です。

掌編コメディです。　※note、小説家になろうにも投稿しています

瑞香は、本好きの夫の額に手を伸ばした