「少し ホラー」を含む小説

藤村由美は匂いを嗅ぐ。 高校に入学して直後、僕の目の前に現れたのは、誰よりを僕に関心を持っていて、少し理解しずらいくらいに変態性を持った少女だった。

仕事帰りの帰り道、いつもと変わらない何も変わらない日常だった。 別に何もないのに何かに視られているような不思議な感覚に襲われる。 いつもなら、気のせいで済むのだがその日は違った。…

欲しかったバッグをメルカリで買った。二日後に届いたが、届けに来た男の人が何かおかしい…。

なにかが満ち足りない日々。そんなとき現れたのは、かつての同級生『シズク』だった。彼女に誘われるまま、開くはずのない扉の向こう側に行く。そしてそこで待っていたものは……。 楽しくて…

村の外れに移り住んだ、父とその子であるトビ。 トビは少しずつ父と二人きりの暮らしに慣れ始めていたが――……。

　自分のことを平平凡凡、どこにでもいる普通の男子高校生と自称する少年。 　高校二年生の夏休みが終わってその翌日の放課後、彼は思いもよらぬ出来事に見舞われる。 「――私と、お付…

”私だって、普通の女の子になりたかった。” ”人殺しなんて、本当はしたくないよ。” ”ねぇ、どうすれば私は救われるの？ ”もう、人を殺したくはないの――――――” 愛を求めて抗う…

スプラッタは嫌いです。 ホラーは怖いです。 だから怖くないホラーを書いてみました。 旅館をテーマにしたオムニバスです。 一夜目は笑ってやってください。 二夜目は少しザマアです。 …

主人公の陽（あきら）は、他の人と少し見える世界が違う。 店の角に立つ老婆、男性にまとわりつく女性、走り回る子供。 他の人は気づかない人が見えてしまう。 これは、そんな世界を見る彼…

数年前に書いていた掌編小説を不定期で上げていきます。昔文フリで頒布した個人誌に載せていたものもあります。 上から順に読む必要はありません。 家である夫婦と暮らすぼく、日常を幸せに…

　美食家の男は『死ぬほど美味いハンバーガー』を食べに、デスデス☆ハンバーガーを訪れた。ネット上でこの店の評判レビューを見てみたところ、 　☆５『本当に死ぬほど美味かったです！　…

聴覚過敏の少女が、土砂降りの日に、謎の生物と暗い少女と出会う。ただそれだけの、少し不思議なお話。 雨の夜道にて少女二人が出会うショートストーリーが読みたい、誰か書いてくれないかと…

ニートの悠はある日友人からの頼みで一日だけバイトをすることになる。 友人のバイト先は少し辺鄙なところにあり、土地勘のない悠には探すのも一苦労であった。そこで悠は近くにいた母子へ道…

古い童話から初代皇帝の手記へと続く淡くて少しだけ切ない物語。 ～童話(一部抜粋)～ 王家の墓守番。 それは【花護】。 いつからいるのかわからない。 いつからそう呼んでいるのかも…

昨年、11月。 出張先の東北某県で1人の男性と会った。 歳の頃は還暦前くらいで、少し陰はあるが明るく豪快な雰囲気の人だった。 彼は自分の事を『拝み屋』だと自称していて…

妹の沙耶は霊感持ちで怪異などを見る事が出来た。 僕は沙耶から霊感を移された。 ある日、僕の周辺に”キズ”が増え始めた。 ”キズ”は少しずつ僕達の家に近付いてくる。 やがて、ど…

明治後期の京都祗園。 遊郭楼主の息子涼次郎は虚弱体質ゆえに長年の夢を諦め、飼育する金魚たちだけを愛し、ずっと引き籠もっていた。 しかし、一尾の金魚を新たに飼い始め、一人の街娼と出…

身体が透けて宙に浮く、金髪幽霊少女「シェリフ」と 少し内気な女の子の「ミャウコ」、 夏の日の異様にまぶしくて、すこし不穏な思い出のお話。 （2019.12.19にnoteに掲載…

短編。全3話(約一万字)で完結。 とある高校の学校見学に訪れていた少女は図書室で日記を見つける。それを開いた瞬間、記憶が流れ込み、とある女子生徒の記憶を覗き見ることになる。その…

ファンタジー物の始まりに少しばかり不幸な始まりを演出するつもりで書いていたら不幸過ぎてホラーになってしまいましたのでそのまま短編として公開します。 夏はほぼ終わりですが残暑がま…