「場合によっては」を含む小説

手慰みというかリハビリがてら、落書きのように掌編を書いていきます。 各作品に関連はないので、どこからでも読めます。 （連作の場合はその旨を記載します）

ゲームをしましょう。 しり取りをします。ただし○○の戦士と付けてください。 「コアラの戦士！」「らっきょうの戦士」 「宇都宮の戦士！」「山形の戦士」 「戦いの戦士！」「インドの戦…

　質屋・籠（こもり）は、誰かの思い出が詰まった品を担保に、金銭を融通する質屋だ。 　ただし、その品が質流した場合、所有者は受け取った多額の金銭と引換に、その品にまつわる思い出を全…

もともと私はオンラインでコミュニケーションをとるだけのただの少年でしたが、ある日、オンラインでできた彼女の徐 Xunlian が私にオフラインで会いたいと言い、会ってから彼女が私…

※読んでいて気分が悪くなった場合、すぐさまブラウザバックする事をご推奨いたします。 死にたくても死にきれない高校生の「ボク」はある日、拳銃を拾った。 不定期更新です。

(一般読者の方へ) 　こちらのあらすじは電撃文庫大賞応募用のため、本編最後まで記載されています。 　もし、本編をお読み頂く場合はあらすじを読まずに一話だけ試読頂くことをお薦めいた…

1000字以内で読める怪談を、毎回テーマを変えて5話セットでお届けいたします。 第4弾となる今回のテーマは「子ども」、子どもの霊や子どもの頃の記憶に関連する怪異に焦点を当てていま…

中学二年生の私は、冬休みが終わっても学校に行かないことに決めた。 意地悪な先生、体育のバレーボールでミスをすると舌打ちするクラスメイト。 聞こえてくる恋バナの嬌声は、全然きれいな…

酔生夢死――何も有意義なことをせず、ただ生きていたというだけの一生を終えること。 つまり、くだらない一生。 わたしはそれでいい、それでいいんだ。 水生なのに水性なわたしの、起死…

激務でストレスフルな職場に嫌気がさしていたある日、自宅で眠りについたのが最後。私は流行りの異世界へ転生していた！ しょっぱなから瓜二つの容姿の悪役令嬢を、うっかり殺してしまい？…

これは、不可解なモノによってもたらされる理不尽に抗う、理不尽の塊のような手記。 この世界には、科学で証明できないものが数多く存在する。 神、悪魔、未確認生命体。 当然ながら、…

　数少ない友が言った。 「それでよく、まともに育ったね」 　わたしの家庭環境はどうやら、“異常”らしい。 　わたしがまともに見えるのなら、そう振る舞っているだけだよ。 ⚠…

▶︎この作品は同一作者による作品『佐藤は汐見と番いたい〜』の過去編です。 汐見（受）が妻と出会う前の話で、佐藤（攻）が一方的に片想いしてるだけの話。 ※本編でも佐藤と汐見が両想…

突如打ち上げられたミサイル。それに合わせて、緊急特番が放送された。危機対応に追われる政府の様子をリポートするアナウンサーと解説者Aさん。解説をことごとく遮られるAさんのイライラが…

人が自分の意志で正しくない選択肢を選んだ場合、それは『正しくない』といえるのか――？　某国、公安調査庁の調査官・オフィーリアは反政府組織『ハムレット』壊滅の命を受け暗躍していた。…

　須賀恭介（すが・きょうすけ）は溜息を吐きながら頭をばりばりと掻いた。シャツのネクタイをしごき、視線を自分の靴から眼前の三人の男たちと、その二歩後ろに立つ女性に泳がし、再び靴に戻…

舞台は2192年の世界。数々の困難に立ち向かいながら人類の文明は進化してきた。だが、時代が進むにつれ資源が枯渇していく。資源が枯渇した場合はどうすればいいか。追い詰められた人類は…

日村冴（ひむらさえ）は飲んだワインに毒が入っていると瞬時に確信した。 残された時間は30分。絶命するまでに犯人を示したメッセージを残さなければならない。 しかし冴には余裕があった…

中学校最大のイベントと言えば修学旅行。それは一生の思い出になる素敵な経験になるはずだった。だが、私の場合、30年以上たった今思い出してもはらわたが煮えくり返る悪夢のような体験とな…

汐崎（しおざき）総合病院。 個人経営の中規模な大きさの病院。 見た目はごく普通の病院だが、ここには特殊病棟がある。 そこに勤務する看護師の話。 今回はケースＢ 西村麻里の場合で…