概要
学校で恋バナについていけない私は、いつも一人でいた
中学二年生の私は、冬休みが終わっても学校に行かないことに決めた。
意地悪な先生、体育のバレーボールでミスをすると舌打ちするクラスメイト。
聞こえてくる恋バナの嬌声は、全然きれいな色合いじゃない。
勉強なら、家でもできるもの。
――そんな時、私は一人の女性と出会った。撫子色の、かわいくて優しい美月さんに。
共感覚を扱っています。
共感覚=ある一つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象(Wikipediaより抜粋)
主人公の海凪の場合は音に色がついて見えます。
和色名の説明は↓こちらに記載してあります。
https://kakuyomu.jp/users/yukie_miumiu/news/16817330669660231566
近況ノート「撫子色の秘密
意地悪な先生、体育のバレーボールでミスをすると舌打ちするクラスメイト。
聞こえてくる恋バナの嬌声は、全然きれいな色合いじゃない。
勉強なら、家でもできるもの。
――そんな時、私は一人の女性と出会った。撫子色の、かわいくて優しい美月さんに。
共感覚を扱っています。
共感覚=ある一つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象(Wikipediaより抜粋)
主人公の海凪の場合は音に色がついて見えます。
和色名の説明は↓こちらに記載してあります。
https://kakuyomu.jp/users/yukie_miumiu/news/16817330669660231566
近況ノート「撫子色の秘密
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!カクヨムコン短編賞の中でも最推しです。
本来、文字の羅列で完結する小説という創作物に対して、色を乗せるという難易度の高い試み。
それを見事に成し遂げ、淀み無く、溢れることなく、完璧に「調律」された稀有な作品です。
ただの色ではなくて、和色を用いた心遣いが、読者としては嬉しかった。どこかで目にしていたであろう色を、新たに和のテイストで知ることができたのは、作品を読み進めて行く上での楽しみでもあった。
楽しい、と思える気持ち。これもまた小説を読んでいて覚える感覚としては稀有なことだと思う。
カクヨムコンの優秀作はコミカライズされるとあるので、この作品が絵となったとき、そこに色が乗るとき、どんな作品になるのか見てみたい。
そうなる…続きを読む