『服の下を透視する能力を得たら、あなたは何をしますか?』というタイトルを見れば、多くの読者はまず“別の方向”を想像するかもしれません。しかし本作は、その予想を心地よく裏切ってくれる作品です。
主人公が得た能力は、単なる衣服の透視ではなく、人間の内部構造そのものを視認できる力。骨格や筋肉、身体の状態が見えるからこそ、彼は鍼灸師・マッサージ師として異才を放っていきます。その描写は単なるご都合主義ではなく、生物学的・医学的視点に裏打ちされており、読者を納得させるだけの説得力があります。
能力で派手に「無双」するのではなく、能力をどう活かし、どう積み重ねていくかを描く。その地に足のついた展開が、この作品の最大の魅力です。ファンタジー要素の勢いだけで押し切る物語とは異なり、背景と理屈がきちんと存在する。だからこそ、物語に厚みが生まれています。私はこうした、設定に説得力のある作品が好きなので、本作はとても面白く感じました。
一方で、猫好きな描写がやや繰り返される点や、ヒロインとのラブコメ展開にやや強引さを感じる部分もあります。ただしこれは好みの問題でもあるでしょう。
タイトルの印象だけで敬遠するのは、少しもったいない作品です。能力ものにリアリティや論理性を求める方ほど、思いのほか真面目に読まされるはずです。
凄腕鍼灸師として働く傍ら、医学生として学ぶ。
まずこれエグい。主人公の社会的地位がとても上がっていてありえないくらい気持ちいい。
さらに主人公は人(限定?(でも服とかは透ける))の透視能力を持っていたので同じ業界の人から実力において絶対の信頼を置かれている。それが俺つえー的な要素としてとてもワクワクする。
さらにさらに透視能力によって女性に対しても男と等しく下心なく接することができる。それが美人な先輩だけに特に効果を持っており、美人先輩が執着するのも無理はないという設定描写がとてもいい。
先輩の通ってる大学の剣道部をボコボコにして周りを圧倒。賢い主人公はその透視能力を使って剣道で無双していた過去があったのだ!
そしてそれらを彩るのが、医学的な鍼灸活動。
さらにそこからプロをメインに扱って、できるだけ上を目指したいプロ。と壊れかけの身体を無理やり動かす主人公。これ最高。
主人公がなぜ医師を目指したのか分かり易く説明されてること。
主人公の腕前が格別という設定だが治せない物もあるという葛藤の存在。
マイナス感情とプラスの感情のバランスがとても良いです!