「あやかし」を含む小説

職を失い、地元の神戸に戻ってきた初穂。就活に嫌気が差して逃げ込んだカフェのコーヒーの味に惚れ込んだ彼女は、店長の四月一日を根負けさせる形でその店の店員の座をゲットする。 しかしそ…

　とある東北の田舎町に住む高校生、風卜つむぎ（かぜうら・つむぎ）。ある日、不思議な夢を見てしまう。 　夢の内容を思い出そうとするが、何一つ思い出せない。もう、思い出すのは諦めよう…

【薬売り“黒衣 漆黒”による現代ファンタジー】 　黒い布マスクに黒いスーツ姿の彼“薬売り”が紹介する奇妙な薬たち…。 　一話完結型を基本スタイルにして、薬売りとの交流を“あらゆる…

（更新頻度はものすごく遅いです） 神津大学助教の金井武（かないたけし）は新学期から専門外の『妖怪学』の講義をしろとの要請を受けて頭を抱えた。 妖怪について詳しくない。困ったという…

琴里（ことり）・・・死神ことりと退魔師の間からも恐れられてる主役。ただしその戦い方は絵にもならない地味なもの 猛（たける）・・・ことりの相棒。現在はそれ以上でも以下でもないがこと…

　「足垂（あしだれ）」というのは陰陽師の家系で、謀略に長けている家だ。人によっては息苦しいと感じる厳しい家だが、足垂にどっぷり浸かった足垂　碧緒（あしだれ　たまお）は教えを嫌って…

少年蒼は祖父に連れられ祖父の田舎に遊びに行った。 山登りや釣りなどをしたり、田舎の名物を食べたりと日々エンジョイしていた。 そこで一匹のタヌキと出会う。少し不思議な物語。 登場…

天慶の乱、それは時の摂関藤原忠平と近い血縁関係にあり、南海道の海賊鎮撫に功のあった藤原純友がその身の内に抱えた不満と、現地で友誼を結んだ者からの合力を求める声に応えて立ち上がった…

信州有明岳の中腹の神社に、美貌の女性がひとり棲んでいる。幾年月を経てもその色香が衰えることはない。彼女は巫女舞で悪霊や鬼、魍魎の類を祓う稼業を営んでいる。その正体が雪女であること…

７つの島邦を帝が統べる金鵄（きんし）国。 その一つ、隠岐野の辺境の里で、かぐやは祖父母である讃岐家の翁と媼に育てられていた。 かぐやは幼い頃から人とは異なる力を持っており、本人も…

時は平安、飛鳥賀成通は蹴鞠《リグローブ》というスポーツに情熱を傾けていた。それは蹴鞠であって蹴鞠にあらず、鞠をひたすら成層圏まで蹴りあげ続けねばならない過酷な競技であった。整備士…

殺人につぐ殺人 正しさを求めて起きた社会の動乱 地球に浸透した宇宙人たち

　ここは、現代日本に似た雰囲気の『帝国』。帝国の裏社会には、迷い込んだ哀れな人間を喰らう妖魔が巣食っていた。 　帝国の治安は良好。故に裏に転がり込む人間は少なく、妖魔どもは常に…

とある夏に書いた怪談物語集。 王道から邪道まで、さまざま取り揃えております。 読者様のお気に召したものがあれば幸いです。

神やあやかしへの意識が薄れてきた現代。両親をなくし天涯孤独の身となった安倍白夜はある秘密を抱えた少女ナギサと出会い、その運命は加速し始める。 「もう二度と大事なものを失わないよう…

昔、本姫という本好きのお姫様がいました。 そのお姫様のお墓の上に建てられた石碑に耳を当てると本を読んでいる声が聞こえると言います。 孝司達はそのお寺の近くの公園から誰もいないのに…

幼い頃から両親に期待されずに生きてきた僕は、人の熱を知らない。 熱に触れたいがために、いつからか、僕は人に触ってしまうのが癖になった。 その癖のせいで、色々な人をペタペタと触り、…

17歳の誕生日を迎えることになった佐々間輝は両親と共に龍神の娘であり、人間と龍族の架け橋となる存在"龍の乙女"と呼ばれている巫女でもある香月家当主・彩子という女性が住む邸宅に連れ…

何回でも挑戦。けれど数ある限りの挑戦 ただ、願って、祈って、希っただけ うちらはX Xと一緒にいたかっただけ これは学校という不思議な場所で起きた、犠牲と希望の物語