「聞こえない」を含む小説

一人の人間の日常を切り取ったお話。初投稿なのでとても短いです。 何でもない生活の出来事、会話、外から聞こえてくる情報をどう感じるか、淡々とした反応で描いています。

初夏の夕方。暇を持て余した私は、田舎のあぜ道を散歩していた。すると、どこからともなく何かを数える声が聞こえてくるではないか…… 「五枚、六枚、七枚……一枚足りない……」

究極なまでのブラック企業、アビス株式会社に勤めるプログラマー、下唐湊崇史（しもとそたかし）は、家に帰った時に出迎えてくれる猫のわらび（年齢不詳・メス）だけが心の支えだった。 徹夜…

『ほし』から届く秘密のラジオ。 そのラジオと同じ声を持つ男の子と出会って、あたしの冒険は始まった――！ ※ 13歳の女の子ナナセは、孤児のリーダーとして相棒シンと共に今夜も街…

　テーマ「あの子の心を離さない意地悪な先輩たち」 　友人が、部活の先輩たちにいじめられているかもしれない―― 　そう危惧した少女は、部室にスマホを仕掛けて盗聴することに。…

※この小説は打ち切りになっています。 　途中まででも構わないという方はお読みください。 約十年前。俺の恋人は死んだ。 俺の目の前で撃たれて。俺を庇って。 だから、余計に落ち込ん…

入学して間もなくの出来事。 あなたは部活を選定するため校内を独り歩いて見学をしていると迷子になってしまう。 するとどこからともなく楽器の音が聞こえてくる。 音に導かれた先には筝曲…

俺は魔法使いに憧れるおっさんだ。そこ、笑うな。それとそこ、聞こえてるぞ、『ちゅうにおつ』って。 ――――― 構想20分、作成3日。実験作のため中身は薄いです。 一応デバッグ済…

　自分が殺してしまった彼女の声が、突如聞こえてきた。 「私は、あの空き家に今も囚われている、だから助けに来て……」 　主人公は、急いで彼女が死んだ、あの呪われた家へと向かう。…

霧の森それはある花を守る世界。その花にはあらゆるものを幸福にさせる効果があると言われている。妖精たちはその花を大切に育てていた。その花の名は……。【パジワッピー】 魔法使いのパン…

旧題: 浮気の冤罪をかけられて婚約破棄されました。心身がボロボロになったので飛び降りようとしたら、美形の釣り人に励まされたので頑張って幸せになります ――生まれてからずっと、わ…

何不自由なく平穏に暮らす山口日和。高校2年生の夏に、母の愛美から紹介された音橋覚と再婚を前提に義父になる事を伝えられた。しかし覚から執拗に性的な関係を要求されて、いくら抵抗しても…

☆登場人物 ～アノコの世界、登場人物～ アノコ：落ちてくるソレを集めて管理している。落ちてきたソレを皆に還せるのはアノコだけの役目。郵便屋さんみたいな帽子をかぶり、肩掛けカ…

深夜のラジオから流れてくる、ほんの少しだけ未来からのニュース。 逃れられない運命を受け入れるべきか、抗うべきか？ 不可思議な出来事は続き、それはやがて想像を絶する恐怖へと変わって…

和華奈(わかな)は、一人暮らしをしている女子校生。友達の多い和華奈だけど、プライベートの姿は親友以外誰も知らない。家と学校での容姿のギャップのある彼女だけど、ある日、バレてしまい…

横を歩く沙智のまつ毛から陽の光が溢れ落ちた。ゆっくりとこちらを見る薄茶の瞳。薄いシャツから覗く肌。時間が止まってしまえばいいのに。衣擦れの音が聞こえ蒼い匂いのする風が吹いた。揺れ…

高校2年生の祐利は幼馴染がイジメられていたのに手を差し伸べられなかったことを後悔しながらトラックに轢かれるが、そのまま別の世界へと転生される。 転生した先はまさかの牢屋の中で絶望…

　気がつくと俺は、真っ暗な洞窟の中にいた…。 　どこまでも果てしない暗闇が続く、無明の闇の世界だった…。 　辺りを見回すと洞窟の所々には地面から蝋燭が立ち、岩壁には火の灯ったラ…

「花言葉なんて無ければよかったのにね」 春原はそう言ってノートに英文を綴っていく。 その言葉と、その行動。どちらが彼女の生き方なのか。 まあ結局どちらにしても。 最後に決める…

ラジオから聞こえる声。 この生き延びた人間がほとんどいなくなった世界で、恭平はその放送元を探し求めていた。