「SF短編」を含む小説

SFっぽい短編です。すぐ読めると思います。感想いただけると嬉しいです。

因果応報の請負業者、愛情を含んだ飲料水、少女の腹の中で咲く幸せの花――、あらゆる次元に不思議は散らばる。 『不可思議定数研究所』に所属する主人公・マトウはとある目的のために、今日…

人間が眠っているあいだに巨大な種子のようなものになってしまう「種子化現象」が世界中で起きていた。種子化するのは男性に限られていた。このまま種子化が続けば人類は滅亡してしまう。種子…

本作品を改稿したロングバージョン『君がいる世界』(創元SF短編賞一次選考通過)をTHATTA ONLINEで公開中です。ぜひそちらをお読みください( http://www.tha…

様々なロボットを製造する実験施設。 表向きは人類の生活、発展に寄り添ったロボットを販売しているが、 施設が最も力を入れて製造するのは「他国調査」と呼ばれる、「他国スパイ」ロボット…

人類が滅亡した世界の中で、行き場所を失った荷物を配達し続けるのが趣味の少女がいた。 少女は死んでいるにも関わらず現世に存在しており、その手に装着してある謎のリストバンドがそれを実…

ある時、人体組織が液状化していく病気が世界的に流行し始めた。 致死率はほぼ100％であり、進行を遅らせるのが精一杯かに思えた……

日本の砂丘にあらわれた、全長百メートルの魚らしき怪物。異世界からあらわれたというその怪物に立ち向かうのは、自衛隊と釣り人！？

今と全く別の人生を歩んでみたい、でも積み上げたものを捨てるのも惜しい。そう考えたことはありませんか？　 HL薬ならその悩み、解決できます。お求めやすく、副作用なし、完全非合法。 …

大金持ちしか入店出来ない高級料理店。 そこで振る舞われる極上の料理とは？

不死のかぐや姫は、月からのがれるために沈んでいたが、地上へ、そして月へ流されていく。かぐやSFコンテスト2に出したものです。 二つ目は、かぐやSF3に出したものです。未来のスポー…

自分の命よりも大切な人が必ず現れると悪魔は言った。

自動微細機械式全般性生命機関、通称『天使』。人類史上最大の発明であるこのナノマシンは、ユーザーが死ぬその瞬間までの思考、人格、記憶を全てデータ化し、バックアップする。ユーザーの人…

もしストレスをゼロにできる施設があるなら、行きますか？ 妙な吊り広告に魅せられて私がやってきたのは、「週末処理場」という施設。どうやら、平日に溜まったストレスを吸引し、解消してく…

スポーツと考えたときに、実況解説があるからこそおもしろくなることもあるだろうという発想の元、戦争を実況解説がどんなふうになるのか、と小説としてみようと思って書きました。未来のスポ…

近未来のパリを舞台にした、ディストピア・スポーツSF短編。 ランナーたちは一切の人工物の摂取を禁じられ、代わりにあらゆる暗示と条件付けによって走る能力を高められる。 莫大な資金…

あの白い星を見ていたらプラズマをまとって滑りたくなったので。

その町には穴があった。三十年に一度穴から現れる【脅威】と呼ばれる未知の生命体から町を守るため、人々は【抵抗者】と呼ばれる戦闘員を育成する。脅威が現れる運命の年、抵抗者に選ばれたの…

　両足が機械の義肢であるギルは、行き倒れた青年を拾う。お人よしな店長と青年と一緒に仕事をしていく中で、ギルは青年が知られたくなかったことに気づいてしまう。かけるべき言葉は、ギルに…