「植物」を含む小説

日本のどこかに咲いているとされ、摘んだ本数分あらゆる出来事を忘れることが出来る「忘れな草」。 都内の高校に通っている、高校2年生で植物研究部に所属している|日下蓮《くさかれん》は…

《世界は虚無に包まれていた。 生命はもちろん、右も左も上も下もすらない虚無。 そんな虚無の中にあるとき一輪の植物が生えた。|〜創世記第1章より》 ◇◆ とある花々によって作られ…

研究所で育てられた実験体をめぐる血で血を洗う抗争、私が地上に続く扉を開けるとそこには奇妙な植物と着ぐるみにも似た子供たちが待っていて…

食虫植物ならぬ蝕人植物が跋扈する世界。そんな中で笹切槍矢（ささぎりそうや）は一人、バーナー・ブレードを手に立ち上がる。それは、たった一人残った姉を守る為だった……。

自主企画で主催したコラボ作品です。 夏の句。 ・|炎昼《えんちゅう》：真夏の昼間。 炎天の炎と昼間の昼からできた言葉。 昭和十三年刊行の山口誓子の句集名から広まったという。 …

かつては常世に近しき地であり、今も忌まわしい因習が多く残る街・彼我見市。 大学准教授・宵ヶ原逢莉にはどうしても突き止めなければいけないことがあった。 それは十年前ほんの少しだけ交…

妖狐は妖怪狐の血を継いでいて、九つの内包能力を持っています。「妖狐=アリス」 現代、日本の中部岐阜県を中心に物語が始まる舞台は那騎袖市、自然が都市を彩り街に活気がある。少し田舎臭…

第三次世界大戦によって世界は荒廃していった。 植物や草木も生えない荒地と化した地球で、人間は変化、いや……新たな生命体が誕生したのだ。 頭が物の生命体は人間達に――【人外】と呼ば…

ふらりと立ち寄った街でとある『花』の話を聞いたファン。魔力を無限に蓄えると言われるその花は師匠が残した書に記されしものだった。ファンはさっそくその花を摘みにドウトの森へと足を運ぶ…

　植物の劇的な増加と、それに伴う酸素濃度の変化により地球は花の星となった。 　宇宙へと人々の大半が脱出した未来で、 　地上に残された人々は細々とした営みを未だに続けている。 　…

ことごとく面倒くさがりな主人公は食事すら嫌。 そんな先で見つけたのはオンラインバイキング。 ここなら直接食べ物を移せるね！ ↓前回の投稿↓ 『食べられなくなった植物と食べら…

あらゆる植物が血を流すようになってしまった世界。 農家の主人公は商売あがったりどころか食糧問題が進んでしまう。 そこで、新しい食料を開発してみるが……！？ ↓前回の投稿↓ …

　作家林芙美子さんも映画監督伊丹十三さんも屋久島を応援してくれていたのです。 もう弱肉強食は嫌だ！　お金と恐怖にコントロールされる自分ではない！　自分の命は暴力団の力にひれ伏すた…

三十代前半、趣味は特になし。 ……強いて言うならば、苔の世話。

西暦2040年2月8日に天から八本の巨大な柱が地に打たれた。 『八柱の啓示』 その周囲に広がっていく異界。柱から湧くモノたち。 人を融かす苔、人を食う植物、そして…… 『ボー…

この物語はとある異世界のクレリックの昇格試験で母親の陰謀により別の異世界へ行かされ、 その異世界では信仰する神も居なく神官魔法も使えなくなり、 元の世界へ戻る為にしかたなく樹神兵…

とある女性に育てられているバジルが自分の生涯について考える。

拙作「ファウナの庭」の外伝小説。 構想したものの本編には組み込まなかったネタや急に思いついたネタを中心にしたサイドストーリー集。 各人物の掘り下げや、異世界生態系の解説を深めるの…

世の中には様々な博物館があります。展示されているものも動物、植物、乗り物、絵画、と非常に多様です。しかしここ「森羅万象博物館」には、他の博物館では絶対に保管できないものが数多く収…

銀太は絵が得意なはずなのに、授業で行う植物のスケッチがひどく憂鬱だった。 結局ひとり居残りで金木犀を描いている銀太に、理科の教諭であるほのかが声をかける。 聞くと銀太はわざわざ嫌…