「会いたくない」を含む小説

『砂時計の王子』シリーズのキャラクターと、読者の皆様の創作キャラクターのコラボ小説集です。

世の中にはたくさんの世界が存在し、一種のパラレルワールドという異世界を無数に形成している。他の世界から見れば理想の世界に値するところからやってきた里穂は、そこにいるもう一人の自分…

叩き上げの整備士である村上は、初孫誕生の報に年甲斐もなく心を踊らせていた。けれど、その喜びに影を落とす秘められた悩みがひとつ。初孫に会いに行くには、彼が長年避け続けてきた空路の旅…

七夕祭りの日にだけ会える、男の子。 毎年七夕祭りがおこなわれる地元に住んでいる舞は、小さなころ、両親と祭りに参加し迷子になってしまう。 慣れない浴衣で転げて、痛みと心細さで泣き出…

笠原智樹は７年前に妻が他界し、娘と二人暮らしをしている52歳のサラリーマンだ。娘の優香が結婚したい相手だと言って彼氏を連れてきた。相手男性はとても親しみやすい好青年だった。相手方…

　社会人となりいつもと同じように過ごしていた主人公の杏輔。 　出勤して仕事をしていた杏輔だったが、同僚や上司から『体調が悪そう』という理由で帰宅を命じられる。 　 　帰宅する道中…

太平洋戦争後、二つの大国によって南北に分断された日本。 南北の境界線となっている、鉄条網の近く、「南側」に暮らす幼い日の「私」は、壁の向こうの「北側」の村に住む、同い年の少女と出…

私は、一年ぶりに高校生の頃の友人に会いに行った。 そして、京都の街並み・観光地を巡る。 途中、ハプニングが起こるものの、その出来事を通して僅かな変化を経験する。 その際の心情を、…

真希ちゃんが、カコちゃんに会いに東京へ。 三日で帰る約束だけれど。

　あぁ、なんでわたしは産まれてしまったんだろうか。 　遅かった。気づくのが。もっと早く──でいれば、母はこんなにも苦しむ必要はなかったのに。 　平民に落とされ、大した稼ぎにも成…

私はよく授業をサボって、部室へ行く。 斎藤さんもなぜかときどき、そこに来る。

職業柄、色々な業種の親方や責任者に会います。 その方々から、「こんな話あってさ」とか「これって何だと思う？」とか 解明まで行かなくても、皆さん『聞いてくれ』と願うので、 こちらも…

女学院の一年生蘇芳茜は人の顔を判別できない。そんな彼女は姉妹制度がある女学院の中で、慕うべき姉を作ることができずにいた。そんな中、噂好きの同級生から一年生の血を採る「血の白百合先…

読まれないカクヨムの本をすべて応援したい！　とくにがんばって評価されない底辺作家の本を取り上げて、それを自分の力でバズらせたい。作家はがんばって書いてる。その気持ちを持ったメルモ…

　尽きた魔力に代わり、電力でもって文明を維持する世界。 　電導士の少年コーヤは、夜の川原で機械化した魔物《メカニスタ》に呑まれていた少女を助ける。だが人間の女の子と見えた彼女は…

大分昔に廃線となった駅舎を守っている者がいる。 地図にも載っていない、 ましてや廃線となった駅舎を何故守り続けるのか。 何故その駅舎は存在し続けるのか。 そしてなぜ人々はその…

　いつも、頭の中に誰かの影を追っているようだった。彼女といても友達といても、常に心を灯している。 　１年、２年と時が過ぎるうちに、〈誰か〉が鮮明になっていく。 『ゆい』きみは……

七夕のお話 ＜＞ ※小説家になろうにも投稿

中学生の小百合は高校の文化祭を訪れた際、しつこいナンパにあう。 だけど困っていたところ現れたのは、学ランを着たイケメン高校生。小百合は助けてくれて、オレンジジュースをくれた彼のこ…