「ガールズラブ・百合」を含む小説

埃っぽい祭壇の前で、あたしは後悔をしていた。 最愛の親友をこのままでは死なせてしまう。 そこに現れた自称悪魔の少女は あたしが生贄になるなら親友を助けてくれるという。 そして…

毎月酷く体調が崩れる時期がある。授業に出ることすらままならないこの時期は、せっかく頑張っていても勉強が遅れてしまう。だけど、それがあなたに出会えたきっかけだったから、悪いことだけ…

『紅目の剣聖』――そんな異名で呼ばれたリィノ・クルセインは、一年以上前に戦死したとされている。 だが、彼女は自らの死を偽装し、ロイス・カーヴァンという偽名と男装をして生き延びてい…

ルヴェン・フェイラルはかつて『最強』と謳われた傭兵であった。 だが、彼女も老いと病には勝てず、齢七十を超えたところで、いよいよ最期の時を迎えようとしていた。 そんな彼女には、リエ…

捻橋詩希とキリコのお話。シキは優等生で、キリコは不良少女。時系列はばらばら、オチのない話ばかり。

私（佐藤千紘）は小さい頃から自覚している陰キャで、高校に入学した私はこれから３年間静かに過ごすと思っていた。 別に友達100人欲しくないし、趣味が合って一緒にお弁当を食べてくれる…

喫茶どぶ百合はスナックだらけの街、田無でひっそりと営業するメイド喫茶だ。 といっても別に本当はひっそりするつもりはない。 メイド喫茶のブームが終わったことと、誰がどう考えてもメ…

　2050年、男性の生殖能力が失われた世界。天才遺伝子工学者リンダ博士は、女性同士で生殖可能な新たな技術の開発に成功する。 　しかし、それは彼女の人生を大きく変える転機となった。…

そこそこのお金持ちで親同士が決めた許嫁がいる、まるで物語から出てきたかのような美しい容姿に気品を感じさせる微笑を浮かべているのは何を隠そうこの私、天童絢香である。 なんの不自由…

　西暦2045年。ヨーロッパで起こった大国と小国との戦争は戦術核による一方的な蹂躙という狂気の一手により終焉を迎えた。　Jウルフ、彼女は「リリカルセキュリティ社」に所属するサイボ…

一花と遥香、ふたりは高校で出会った。学年も違う、部活も所属していないふたりが出会った場所は、近所のコンビニ。ふたりで分けて食べたアイスは、いつもより少しだけ甘かった。

ネネは友人のシズカの部屋で寛いでいると、唐突にお尻をグリグリと踏まれる。 思わずアレな声を上げてしまい、彼女がノッてきて、私に——。 ＊ソフトめです。 イジめられたい女子高生…

普通に憧れる特別ななつめと特別に憧れる普通な美雨(みう) それぞれがお互いを羨み、そしてお互いに歩み寄っていく物語 C104で出した短編小説です。

　水野澪（みずのみお）は、先輩で生徒会長の青崎梨乃（あおざきりの）を尊敬していた。 　その憧れの感情から自身も生徒会に入ってしまうくらいに。 　しかし、その生徒会では度々だが素行…

お嬢様学校に在学しており、毎日勉強に追い込まれている高校二年生の井堂りりあ。 ある日、彼女はクラスメイトがよく通っているカフェに一人でいく。 注文の仕方が分からず、あたふたしてい…

高校生の佐原華には『有栖瑠夏』という秘密の友達がいる。瑠夏は気品があって人気者で学校一の陽キャ山路君の彼女。華とは正反対の人種だった。 学校では決して交わらない少女二人の甘美で…

※全然重くないです。シリアスじゃないです。 生まれつき耳が聞こえない雪峰四季は幼少期のいじめが原因で高校生活にうまく馴染めずにいた。 明らかに日本人離れした四季の容姿は白い髪に…

背中にタトゥーを入れるショコは、セフレで友人の彫り師のウルカから「視覚ドラッグ」をやってみようと勧められた。 視覚ドラッグキメセクガールズラブ。 ----- 第七回こむら川小説…

先天的に得たハイスペック知能と年少者としての立場を全賭けして百合カップリングを成立させようと奮闘する孤児院出身の"ようじょ"のお話。 なお、最終的には彼女自身も女学院へ入学するこ…

「付き合ってほしいです！」 　次の日、学校に来ると赤い薔薇の花束を持って、私の席に告白しに来たアホがいた。 　これが学年一の美女と噂され、学年一のアホとも噂されている、白瀬奏だ…