「消えない」を含む小説

その大陸の歴史には、空白がある。 文字による記録が一切残っていない謎の王国『無名王国』が支配した六百年間である。 遺跡だけを残し、忽然と消えた王国は、いまでもときおりその影を伸ば…

男子高校生が主人公のBL 転校生奏多は同級生双葉にはじめて話しかけられて…。 奏多くんが無自覚に双葉くんちを救います この小説は、2.3年前にティラノビルダーというソフトでノベ…

ぼくたちは二人だけで二人だけのために滅びる地球でショーをしたんだ。

　この世で最も多く人を殺しているモンスターは何だと思う？ 　ゴブリン？　ドラゴン？　邪神？　いや、違うね。 　この世で最も多く人を殺しているモンスターはダンジョンだ。 　何？　…

　幼い頃、海で溺れたところを人魚に救われたことがある少年・六反田（ろくたんだ）は、幼馴染の一言から歌うことにトラウマを持つ。沖縄で出会った女性・ラトリーに促されて一人で海の前で歌…

【あらすじ】まだ、プロペラ飛行機という乗り物ができて十数年ほどの時代。 　少年アルテルは、冒険家の父を飛行機の事故で亡くし、次いで母親も病のため失い天涯孤独の身の上となる。 　当…

まだ都市国家が主流だった時代に存在し、次々と建国されてはいつの間にか消えていく、地方にある小さな王国の物語。 古代の王国は一人の強力な王がいることによって初めてその存在が認められ…

大阪市東成区神路には、日本で唯一懐中電灯を作っている会社がある。それだからその町では不思議なことが起こる。明かりの下に行ってみると、外灯は今にも消えそうに点滅しているのに、妙に明…

いつもおっとりしているドン(道明寺僚) が、通学途中で暴走車に引かれてしまった。 意識を失い気が付くと、この世では見たことのない奇妙な部屋の中。 「どこ。どこ。ここはどこ？」と自…

１８歳の一条亜里はいじめの理由で自殺してしまう。 だが目が覚めたら異世界！、、のように見えたがゲームの世界に転生していた！ パニック状態で変に思われ、王のもとに連れ去られてしまっ…

2023年春執筆 「別れ」のとき。 文章群「劇夏B」より、小説五編からなる百合短編集「Blooming Dance」

「あの人、最近見かけないねぇ…」 そう呟いた老母の言葉を、当初「私」は聞き流していた。 ド田舎の町の片隅で起こった、ローカルニュースにもならない事件の顛末。人名等はフィクション…

レジェンド声優とつぜんの引退、いったいなぜ？ 連絡が取れない！ あのキャラの声どうする？どうなる？　AI合成音声をつくって、「もどき」に演じさせる？　それとも新しい声優さがす？　…

ある日を境に、トンネルに屯していた不良が消えた。小学生が授業で内壁にイラストを描いてから、数日後の事である。

十数年前の事。 突然世界中殆どの人間が消え、空は暗闇に覆われた。 そんな中、残っていた者はとある場所に集まっていた。 そこにだけ小さな光が差していたから。 そして、そこで育っ…

詩と呼べるのかよくわからないものです。 なんか厨二病っぽいのは勘弁して下さい！ ほぼ即興で書いているので クオリティ,,,(察して)

　カタンと揺れて、目が覚めた。 　暗い車内に、一瞬ここがどこだかわからなくなる。 　仕事帰りだった。週末の疲れ切った体を引きずって電車に乗り、数駅やり過ごす間だけの短い惰眠を貪っ…

※短編連作なので、case.1以降は、大まかにでしたら、どこからでも読めます。 『警察省 刑事捜査局 非違検察課』捜査一班の刑事・北瀬優（きたせ・ゆう）。 容貌は、桜花の花…

KAC2024 第8回お題「めがね」参加作。 家族のピンチに駆けつける小さな探偵と、その活躍に付き合わされる兄の話。

　二十年まえ、こつぜんと姿を消してしまった彼女。 　ある夜なんの気なしに立ち寄ったスナックで、ぼくは消えてしまった彼女にそっくりな若い女性と出会った。 KAC2024 第8回…