「妖」を含む小説

　ある日、超能力を発し有する超能力者となってしまった人がいたとする。その人は現代において特別な存在になると言えるのか。答えはノーだ。大抵は異端者として除け者扱いされる。普通に生…

機械部品製造工場で働く田中大吉は、左手の小指が動かなくなる。それは大吉の仲間の二人にも起こる。時と共に、麻痺は広がり、大吉は恐怖から眠れない夜を過ごしていると、鏡に映る自分の顔が…

保育士の万希は、園児の書いた短冊に〈パパがしにますように〉と書かれているのを見つける。書いたのは笹原美香という園児だ。事情を訊くと毎日ママがパパにイジメられているからというものだ…

《アンラッキー》の二つ名で呼ばれる不幸な男性戦士《セブン》は、あるとき、ダンジョンで変な形をした異界の剣、《七支刀（しちしとう）》を拾った。 この剣は持ち主に《不幸の選択肢》を…

誰にも、気づかれず、僕はひっそりと生きてきた筈だった。地味な仕事。僕の行き先で、“7”に絡む番地や電話番号、携帯番号で、奇怪な殺人事件が起きる。そこには、紗羅。君が居て・・・

インフルエンザで二週間も陸上部の練習に参加できなかった倉本恵理は、自主練習を行っていて倒れてしまう。恵理をクラスメイトの佐京光希が助ける。光希は武術にある疲れない走り《ナンバ》を…

東雲謙吾の親友・取手行彦がモテる為にマッチョになろうとしていることを知る。努力の甲斐もあって、行彦は見違えるような肉体になるが、同時に恐ろしい事態が起きる……。 KAC第5回お…

紫鳳は、瑠璃光の式神。十二神将の加護を受けた彼は、瑠璃光が危機にあうと必ず、召喚される。顔も背格好も同じなのに、身体だけは、違っていて。いつも、紫鳳は、不思議に思っていた。

高校生・石原悠人には、血の繋がらない妹・綾瀬未歩が居る。悠人が筋トレ後にプロテインを飲んでいると未歩は、プロテインを変えたことに気づく。未歩はプロテインについて調べると、驚愕の事…

　人とは違う、特殊な能力を持つバケモノ。鷹取練磨は、そんな人間の姿をした彼女らに囲まれながら、バケモノ屋敷と呼ばれる一軒家で暮らしていた。 「これって同棲だよね」 「それより納…

木我冴子は夜になると繁華街を散歩を始める。道を踏み違える少女に声をかけ。屍食鬼と語らい、新参者の闇の住人が街に現れたのを冴子は知る……。 KAC第４回お題 『深夜の散歩で起きた…

孤独が好きな岩下浩一は、深夜の散歩をしていると遭難した高峰明璃に出会う。明璃を保護する浩一だが、その日から明璃に付きまとわれるようになる……。 KAC第４回お題 『深夜の散歩で…

ボロ神社の主神である「瑞穂」は、妖の医者として働くことで何とか生計を立てていた。 だが診療所の経営は赤字すれすれ、バイトはすぐに辞めてしまい、色んな意味でとんでもない患者ばかり…

ひとの世をおびやかす、妖。 太平を謳歌するこのみやこにもその影が跋扈する。 陰陽師。異能の術師が、たちむかう。

山で暮らしている女の子、風(フウ)はある夜、町から来た男の子、優也くんと友達になる。 毎日一緒に遊んで、おやつを食べて。そんなある日、風は優也くんが暮らしている町へ行きたいと言…

妖怪の祓い屋的な 掃除してもきっとすぐに妖怪連れてくるので、掃除の意味はない。

出された肉塊を前に村越優子は怯える。友人の高橋万希は旦那の不満を口にしながら肉に包丁を入れる。流れ出す血に優子は青ざめる。万希の激が飛ぶ。「幸せに成りたければ、あなたも切るのよ」…

安倍晴明が使役する十二人の式神。 十二天将と呼ばれる神々は、晴明の下に下るかどうか話し合う。 驚き、憤り、躊躇う神々の思いはぐちゃぐちゃに入り乱れ……。 ------------…

大学とアパートの往復するだけの毎日に、意味を見出だせない友崎正樹は、ある日、空腹から弁当屋に行く。そこでクレームに困っていた仲亜季を助ける。亜季は妹の律子を連れて正樹にお礼を言う…