「百合SF 短編」を含む小説

日本SF作家クラブ様が主催された「さなコン」に応募した作品です。 一次選考を通過いたしました。 　 　私はあるときから、奇妙な幻覚を見るようになった。その幻覚は、ニュースキャス…

日本SF作家クラブ様が主催された「さなコン」に応募した作品です。 一次選考を通過いたしました。 　星波たま子はギャルゲーマーだ。 しかもその界隈では『必落のスターウェーブ』…

AIアートの無断学習と流通が野放しになった未来が訪れた場合、アーティストたちは競技場のようにルールの決まった小さなコミュニティに引きこもるしかないのでは、という発想から生まれた短…

2020年、山口県、新南陽総合支援学校。 遠心力を操る能力者であるヴェロニカ・ヴィランコートは、 パートナーのフタヒメ・ハーレンレファーと共に、卒業試験の模試に挑む。

とある芸術学校に通うアルルとカイ。 二人とも、芸術学校で優秀な成績を残していました。 天才型のカイと努力型のアルル、互いに切磋琢磨し合い、多くの作品を残してきた。 だが、アルルが…

クリスマスなンで百合を書きました。

【 大森望氏によるゲンロンSF創作講座第6期・第8回課題「雨を描いてください」実作 】 偏頭痛なので雨は嫌いです。 雨が上がって晴れるときの偏頭痛がしんどいです。 だけど雨…

　ニート。穀潰し。無駄飯食らい。自らを卑下してやまない自尊心低めなアンドロイドの少女イオは、鉄屑の丘で祈りを捧げる聖女のような女性と出会う。 　この人、なんで不燃物の山の上で祈っ…

剣道部の合宿で中部地方某所へ行った紗綾と佳奈美は、部の伝統である肝試しで裏山に入り、そこで異形のバケモノと出くわす。それは「人竜(じんりゅう)」と呼ばれる怪物で……。

東京から国際宇宙ステーションが見られる——ということで、深山模型店の屋上に天体望遠鏡を持ち込んだ舞羽ときすかだったが、その日は雲が厚くてチャンスは翌日へ持ち越しになる。 そんな翌…

近未来、「厄災」後の地球。安全を求めて人類は月に逃げ、地球に残された私たち孤児は、“ウサギ”と呼ばれて「彼ら」に飼われていた――。 自主企画：2022年9月の「同題異話」“黒き鏡…

　人々は過ちを見ることもせず、ただ逃げていた。

さなこん2に出した作品です。

「私、お姉さんと繋がりたいんだ」夢の中のような出来事と残酷な真実が交差する。電極と蒸し暑さだけが私達を繋いでいた。

「ママが殺されたの」 あれはわたしたちが高校生で、夏休みが終わる直前で、雨が降っていて、まだ時計の針が夜と朝の狭間で遊んでいた頃――わたしはマユとふたりで眠気が張りついた街の中…

【6000pv突破感謝】 　とある世界に突如として現れた、古代の超兵器『神機』。 　文字通り、神の如き破壊力と無限とも思える英知を備えたそれらが、その世界の有りようをまたたく間に…

東京上空に突如として現れた謎のオーロラの下、山田哀は泥酔した女子大生に絡まれる。 そして吐瀉物を撒き散らされる。 山田哀は淡々と女子大生を介抱し、自宅まで送り届ける。 翌日、正気…

「トワは永遠にあたしを愛するって誓える？」 いつかの日、アイは私にそう言った。 私はまだ、永遠の意味を知らないでいる。

怪獣との戦争に人類が勝利した「最良世界線」、怪獣と人類の戦争が終わっていない「最良世界線に隣接した世界線」 ２つの可能性で語られる、2人の少女の運命とは？ この短編小説は、…

暗黒星雲の中を進む宇宙船。生まれてから宇宙船の中で、何もない日々にうんざりしたふみは、同級生の朱里と一緒に宇宙船から逃げ出したが・・・ この短編小説は、僕が書いているダーク百…