「夜叉」を含む小説

　人類が核兵器という種を滅ばす力を手に入れた頃、それに呼応するように聖少女という存在が人知れず誕生していた。 　彼女たち聖少女ル・フェルは、核戦争が勃発した場合、地上の種を逃がす…

・「夜叉姫と鶴の婿」……鶴の半生の少年×夜叉の姫、異種婚 ・「恋愛未満コンロ。」……会社員×後輩×ハム、ゆるめ恋愛 ・「紅」…少女×にいさん、和 ・「共鳴する第五指」……高校生×…

女子大生の麻衣子は、あるきっかけからブランド品集めが趣味になった。やがてそれは趣味として楽しむというより、依存症のようになっていた。 ある日、銀行に行ってみると、見たことのない不…

赤い鬼の面をかぶった男「羅刹」 青い鬼の面かぶった男「夜叉」 彼らは時を同じくして同じ国へ入国した。 羅刹は国軍に暗殺者として雇われ、夜叉は革命軍の護衛として雇われた。 そし…

初めて書くので文章おかしいかも知れないです。 もしかしたら暴力&かなりの流血描写に当たる場面があるかもしれないので苦手な方はご注意ください タイトルと本文の内容があってい…

一月一日。辰宮邸で餅つきに勤しむ深凪悠雅は年明け早々、昔馴染みの鳴滝克成から仕事の依頼を受ける。 依頼内容はとある神器の奪還。九頭龍との決戦からの傷も癒ぬ間もなく、悠雅は新たな事…

３ 「う……ん…………あ……れ、此処……は？」 　仰向けで倒れていた私の視界を支配していたのは辺り一面の霧だった。 　ゆっくりと身体を起こしてみるも、まだはっきりとしない頭と、…

月の夜を往く夜叉と死に関する四つの掌編

青年には幼馴染の彼女がいた。 その日、二人は村外れの川辺に外出していた。 そこで記念日を慎ましく祝っていた。 その帰りだった。 鬼はその光景を見ていた。 鬼は人の憎しみや悲しみを…

──「“夜叉”を倒せ──」 高校二年の山霧卓弥は優等生である日常に飽いて、体験し得ない体験を求める。 それは、所謂“不良”を体験することだった。 この地域の数ある不良集団の内…

刑務所を出たばかりの嘉瀬は、刑務所内で知り合った橘が所属する指定暴力団・夔夜叉会の指令を百万円で引き受けることになる。はたして完全犯罪は可能なのか。日本とアメリカを舞台にした、シ…

時は長徳4（998）年。鬼討伐に向かった武士は美しい女の鬼と出会った。 決して交わらぬ人と鬼とが出逢ったとき、そこには哀しき愛の物語が生まれる。 ※全２話完結。

天孫降臨より三千と数余年、災禍続く。悪鬼の戯、甚しく、世、大いに乱れる。悪鬼鬼神、人心を惑わし、以って世を欲さんとす。民、憂えて呼ばむ。禍の世来けり、と。 （宝史伝 天錦の章より…

札幌文化大学に通う三毛夜叉夫はなんとか卒業前に内定を獲得しゼミ担当の教授に報告の挨拶に出向く。しかし、ゼミに出席しなかったため卒業に必要なゼミの単位は出せないと宣告される。単位を…

人は誰でも闇を持っている。平凡な日常の中でちょっとした何かのはずみで、女は鬼にでも夜叉にでもなるのだ。ほら、今日は貴女が、、、。

時は平成、地は東京。その下町の一角にある古い屋敷に一人の美しい鬼姫が眠りについていた。 彼女の名は、人呼んで“朱夜叉（あけのやしゃ）の眠り姫”。 異形の姿なれど、心優しい鬼姫であ…

　時は現代、陽の気を持つ人間。それとは別に陰（いん）の気を持つ妖（あやかし）は時に人と敵対し、時に互いに協力しあい、人とは別に繁栄を遂げていた。 　それと違う発達進化を遂げてきた…

ーー何をしても上手く行かない。何をやっても逆効果になる。会社の為にやった事なのに・・・。 今日も朝から上司に呼び出され、無断での休日出勤をキツく咎められた万年ひらアルバイターの…

　 ――然らば、此処まで。―― 中央都市防衛組織「夜叉」。政府直属のその組織は、あらゆる術で人を守る。 あの日花と散った筈の其処には、未だ様々な過去を持つ若い鬼が居た。 人…

常陸国を根城としていた土蜘蛛と、それを討伐した黒坂命。 その戦いは未だに続いていたのです。 ひっそりと、あからさまに……