「いったい」を含む小説

東田原 宗忠（ひがしだはら むねただ）という名探偵が戦国時代に存在しており、当時はその名前を知らないものはいなかった。東田原は数々の事件を見事な推理によって解決しており、戦国武将…

西暦２０ＸＸ年。 東京直下を襲った大地震により都市は倒されたビルや家屋で瓦礫の山と化した。 その瓦礫の処理をどのようにするか、政府は思案に思案を重ね、一つの結論を出した。 「東…

社会に馴染めず、学生を謳歌できず、何も有益な事が出来ない「僕」は思い立つ。「そうだ、4限が終わるまでに自殺しよう！」と。独白もそこそこに、屋上で出会う完璧な「委員長」がどうやら喋…

晴天の日、傘を被った男が武士へと差し出すのは、一本の足だった。 宮中では鬼の仕業だと騒がれたが、そんな馬鹿げた話はないと、宮中警固の武士たちは真犯人を探し始める。傘を被った男は、…

日時しか書かれていない、見知らぬ約束に慌てる敏腕営業マン。 誰に何のために会うのかが分からず……。 というショートショートです。

少々性格に難がある旅人ディーコンは目的もあまりなくこの広い宇宙を旅している。 寄り道しかしないこの旅路にはいったいなにがあるのだろうか、と後先考えずただワクワクしてる残念な主人公…

　あたしの新藤京子（しんどうきょうこ）は平凡な１７歳の女子高生だ。 　性格は友達曰く自分ではそんなにだけ思ってるけど真面目で少々天然と言わてしまってる。 　だけどそんなあたし…

王太子を殺害したとみなされる聖女アリスは、異端審問にかけられる。 聖女アリスは『決して嘘をつかない』と異端審問特級神官に告げ、その晩、いったい何があったのかを語る。 果たして、神…

近未来。超越知性の招きで人類が初めて降り立った太陽系外惑星には、理論上知性を持ち得ない生物しか存在しなかった。だが超越知性は現に存在する。神の如き導きを示した神の如き存在は、いっ…

私の親友のマリが、「友達」の話を始めた。 これはつまり、マリの話ってことだ。 しかもその「友達」には、好きな人がいるらしくって……。 いったいそれって、誰のこと？ ------…

アルゴストニア連邦共和国国防軍戦術対策研究室室長のアリナと青年軍人レナートは、南の辺境エルジスタンへ赴いた。そこの山奥で国防軍人が二人、国粋主義者に殺されたというのだ。だが国務委…

「２０回⁉　嘘だろ⁉」 　ネットで見つけた怪しいアプリ『経験カウンターくん』。 　それで学校一の美少女を見てみたら意外な数字が出てしまった。 　ジョークソフトにしては僕や友人…

故郷に帰った浦島太郎。彼は、いったいなぜあの玉手箱を開けてしまったのだろうか？ また、乙姫は、どうしてそんなものを彼に贈ろうとしたのか？ 謎多きお伽話の真相が、いまここに明らか…

　善神＜パリャード＞と邪神＜ハーオス＞の二神がせめぎ合う、剣と魔法の異世界。 　巨大な天秤がそびえる港湾都市ヴィスィエーに、王国の秩序をゆるがすような、異常な事態が起きているとの…

沖縄県警の刑事：比嘉梢の祖母：花が愛読書『銀河鉄道の夜』を残し病院から失踪するがそこには多くの謎があった。困惑する梢の元に、エリート官僚：宮島が訪れ、祖母失踪の真相を語る。それは…

脳内にある、何気ない言葉の連なりをそのままキーボードに流し込んでできた文章の羅列。 何となくこんなことを考えてるよ、というのをひとつのエッセイ風に。 たぶん面白くも何ともありませ…

「永遠に生きるのなら、きっとまた会えるよね。僕たち」。硝子みたいに、脆いものらしい。人間というのは。少年の薄い身体の線に、思いを馳せる。

何もない真っ暗な世界で、ぼくは考え続ける。

郵便局長まで上り詰めた文夫は、物足りなさを感じついに一流メーカーのダッチに手を出してしまった。いつ届くかそわそわしている文夫の元へとても可愛い女の子がダッチワイフを届けたのだが・…

ウィリアム・ドレイクは世界の底へと棄てられた。 誰も知らない、歴史に干渉しない世界――通称“第六海層”。世界の深淵と呼ぶに相応しい世界で一命を取り留めたウィリアムは、唯一の都市で…