テキトー宇宙★旅日記
ペンネームマスオ
第1話
自慢の愛車(宇宙船)ワールドエンド号に乗りどれくらい経っただろうか。
もう離陸した星は見えないくらいに進んでいた。
次は何処に行こうかとコックピットのタブレット端末を触る。
「ここから一番近い星はと…。あ、ここにしよう。惑星モノトーンという名前か。」
というとタブレットを慣れた手つきで操作し、惑星モノトーンへ向かった。
しばらくして惑星のドッキングポイントに到着。感情の無い声をしたロボットに入国審査される。
「アナタハ、ココニナニヲシニキタノデスカ??」
するとディーコンは
「うーん、旅?かな。まあ、すこしはビジネスもしたいけどね。あ、パスポートはもちろんあるよ。いま転送するね。」
「タビデスカ…。パスポートヲカクニンシマシタ。ソレデハニュウコクヲキョカシマス。クレグレモヘンナコウドウヲシナイヨウニ。」
「はいはい了解しました。ありがとう感情のないロボット!」
ディーコンはあっさり惑星モノトーンに入りワールドエンド号をパーキングに停めた。
行くところも何も決めてないのでとりあえず話し相手が居そうなバーに向かうことにした。
煌びやかなネオンが目立ついかにもなバーを見つけ中に入った。
そしてカウンターに座りノヴァコークを注文しあたりを見渡す。
「話かけやすそうな奴はあまりいないな…。」
と呟くとカウンターにいるバーの店員に話しかけた。
「店員さんちょっといい?このモノトーンに来たの初めてなんだけど、どういう惑星なの?」
バーの店員は無愛想に答えた。
「ここはろくでもない奴らが流れ着く場所よ。そう、あんたみたいなね。」
「おっ、なるほどねー!それなら問題なくこの星にいれるな。俺にはこういう場所が合うんだ。よかった!」
とディーコンが言うと店員は
「あんたみたいな人はもう何人と見てきたけど、その一度しか見てないわ。あんたも命に気をつけな。」
と頼んでもないウィスキーを出してきた。
「俺は酒が得意じゃないんだ。悪いな!」
とディーコンは席を立ち別の席にいるあきらかにクズそうな奴に話しかけた。
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