「ほのぼのラブ」を含む小説

黒尾仁の一日は大変に忙しい。 高校では学業優先。だが、ひとたび学校を出たら主婦になる。 いつでもどこでも頭の中には、妹と弟のことしかない。小学２年生の雫に、４歳の邦志─ほうし─…

「君の尊父の許しはもらった。自分と交際してくれると『助かる』」 口下手な騎士様のおっしゃることは、告白のお言葉だってちょっと変。 だけど大丈夫。お任せくださいませ。この交際は偽装…

高一の夏、席替えで隣になった佐倉慧には友達がいない。通称・根暗眼鏡、貼られたレッテルは『根暗・ぼっち・ガリ勉の三重苦』。しかしこれも何かのご縁。せっかくなので明るく声をかけてみた…

この国の王と王妃は比翼連理で有名だ。 しかし王妃には重大な秘密があった。 実は、彼女は元みなしごで、王を暗殺するために送り込まれた暗殺者だったのだ。 貴族の令嬢のふりをして結婚に…

文化研究部に所属する石蕗正木（つわぶきまさき）は、変化を極端に嫌う変わった高校2年生。 同じ部員である、部長の山吹梓（やまぶきあずさ）、赤松茜（あかまつあかね）、蕁麻楓（いらくさ…

　公式お兄ちゃんとは、アイドル番組のMCとして君臨するお笑い芸人のことである。新米アイドルグループ『凪坂46』の個性を引き立たせ、一流のアイドルグループへと育て上げる宿業を背負っ…

「わたし、君のことが好きだよ。南禅寺くん」 放課後。二人っきりの部室。 才色兼備の周防先輩がささやく甘い言葉。 でも違うんだ、僕は騙されない。 何故なら先輩は―― 僕のこと…

　吾輩は、魔王である。 　今日も今日とて治政に大忙しの魔族の王だ。 　今日も一日、玉座にどっかと根を下ろし、山盛りの書類とにらめっこの予定だったのだが、久し振りに勇者到着の連絡が…

　勝負に負けて、あの《冷姫》に告白することになりました…。思い切って告白してみたら何故か彼女は泣いていて…はい、僕みたいな奴に告白されるなんて泣くほど嫌ですよね！すみません！ 　…

ニシキ荘の大家である柊ソウタは、家出中の女子高生、安堂姫花を見つけ仕方なく家に招き入れた。 ある日突然、彼女は押しきる形でアパートの契約をし、住み始めるが──？

　優等生である私は、不良の由良くんに勉強を教えることになった、のだけど。字が下手なことがばれ、なぜか超絶字が綺麗な彼に逆に字を教わることになってしまった。 　そんなこんなで関わる…

　魔王討伐後のお話です。 　なので、バトルシーンなどは割愛しております。 　勇者のパーティに移籍した魔法使いのオーウェンは、魔王討伐に成功して、褒美に領地を与えられる。 …

独身リーマン上月　光也は、結婚したくないような、したいような、女性が好きなような、嫌いなような…色々と考え過ぎてこじらせている。そんなとき、ツンデレ女子、室戸　文華と出会い、彼の…

恩返しと罪滅ぼしは似ている。 どちらも何かに対して負い目を感じ、その罪の意識を払拭する為の行いだから―――。 そんな昔に考えていたことを何故か思い出しながら、俺は当てもなく歩いて…

え！？　世界を救うって、武器が水鉄砲って無理ゲーやん！？ ――　ごく普通の私立高校に通う高校生、三井雄也。 高校一年生、最後の終業式を迎えた放課後、雄也は友人と幼い頃からよく遊…

メイドカフェ勤務の　重森杏奈２７才はメイドとして限界を感じていたある日、異世界の田舎の村の少女アンナマリーに転生してしまう。使用人文化があることを知った彼女はガチのメイドになろう…

彼女は言う。 「こんな良い思いしたら、私明日死んじゃいます」 これが彼女の中で、嬉しいの最大表現。 僕は言う。 「そんな簡単に死なれたら、困るわ」 これが僕たちの中での、いつも…

《登場人物の紹介》 カケル：お昼寝ドラゴン♂。学生時代は授業をサボり、軍人になってからは仕事をサボる。基本的にぐうたらした生活態度だが、腹黒い一面もあり、無駄に高い能力を活かし…

ラック下の基地に棲む、ロボット掃除機ルンタくん。 男一人暮らしのオーナーのため、今日もお掃除始めるぞー。 ロボット掃除機の独白で綴る、ほのぼのユーモア小説。 ※「覆面作家企画…

　大魔女アナスタシアの10年越しの企みが遂に動き出す！ 　普通のOL、舞花はある日道端で占いをして貰う。結果は仕事も恋も良いこと無しと言う散々もの。 「そんなあなたに助け舟よ。…