「ものではないです」を含む小説

　三年前に生まれ故郷の神隠市へ戻ってきた中学生の椋伍は所謂「視える」「触れる」人間で、地元にある不思議な決まりや曰くを紙に書いてまとめては危険なものに「塩をかける」ようにしていた…

　中学三年生の北条廻は、差し迫った高校受験のことで悩める日々を送っていた。一方、彼の同級生で幼馴染・二階堂環もまた悩みを抱えた素振りを見せる。六月も終わりに近づいたある日、二人は…

★十五歳になったリベロが神から与えられたスキルは【審議】という謎のスキル。彼は農民として平穏無事に生涯を送るのが夢だったが、脳内に住み着いた奴等はそれを許さなかった。 ★これはス…

河野晃弘は、５０歳を超えてから、若い頃の記憶がよみがえってくることが多かった。大学時代に付き合っていた女性のことを思い出すと思うと、そっくりの女子大生を見かけることになる。年甲斐…

　取野攝斗（とるのせつと）は無職、親に勘当されて生活に困り果てていた。 　ひったくりに手を染めてしまったその日、彼は死んでしまう。 　天罰が下った、そう思ったのだが。 　神の子…

　とある日の、眼を瞑っていても誰にもぶつかりなさそうな桜並木の道。今日は信じられないぐらい混んでいた。 ※子役に対して一部否定的だと取られるような表現がありますが、決して子役と…

　白子症（アルビノ）という病と正体不明の病を患っている主人公は、ある日、目覚めたら視界の先には見慣れた白い天井、ではなく星空が広がっていた。 　これは一生（15年間）を病院で過…

★公募用あらすじ（ネタバレ注意です） 　ヨーロッパの最果ての島イニシュモア島。ここから物語は始まる。ドイツで製薬会社の駐在員として勤務していた主人公は、日本から発生したという謎…

人付き合いが少し苦手な男子高生・倉持直也(くらもちなおや)。それゆえに高校に入学しても、あまりクラスに馴染めないでいた。 そんな彼の隣の席の女子生徒・笹原華菜(ささはらかな)は極…

前は前、今は今、たとえ自分が書いた物語を忘れても、その時の思いを忘れても、紡ぐことができるものがある

死の大穴。海外では別名、死神の棲み処とも呼ばれているそれは、高校に入学したばかりの少年──関次菅十が生まれる30年前に突如太平洋に出現した、それはそれは想像を絶するほど巨大で底が…

産まれる事が罪ならば、この世はどんな地獄だろう。 穴が空いて暖かみを失った心に募る恨みに支配された者達がいる。 振り上げた拳を下ろす場所を失った者達がいる。 そんな彼らの目に…

※これは事前にお伝えさせていただきたい情報ですが、当然ネタバレだと思う方もいらっしゃると思いますので、読む際はご注意下さい。 　 【あらすじ】 　学校は行かず、海をただ…

クロノヒョウ様自主企画への参加作品です。 独りを愛する少年が拾った、天使の羽根のような貝殻。それを｢てんしのかせき｣と呼ぶ美少女。 療養のために田舎に転校してきた訳ありの彼女は彼…

時空超常奇譚７其ノ五. 世界的に開発された翻訳機が故障した。世界に混乱が起こる事が予想された。 だが、何故か開発者はそんなもの直すのは簡単だと言い切った。 何故なら、イケず☆ト…

R6年の部活動紹介用に作成した傑作集になります。各々自分の中でいいと思ったものをまとめていますので、読んでいただけると幸いです。 作・神影（みかげ）

ある夏の部活終わり、雄太と秋山はいつも通り一緒に帰宅していた。ふと通りかかった空き地を見ると、奇妙な黒い塊が落ちていて…… R6年の部活動紹介用に作成した傑作集になります。各々…

R6年の部活動紹介用に作成した傑作集になります。各々自分の中でいいと思ったものをまとめていますので、読んでいただけると幸いです。過去に投稿したことのある作品ですが、この機会に読ん…

私の住んでいる第6地区では、記憶の売買が行われている。 成人した私はこの地区を離れる際に、母親との記憶を売ることにした。 記憶屋の店主から帰りに、サービスだと受け取ったのは、他人…

S氏は化粧品店で、老婆から怪しい香水を勧められる。【投稿8本目】