「実は両片思い」を含む小説

あの日、僕だけは彼女の味方でいると誓った──。 新しい土地へ旅立とうとする「君」と「僕」の最後の日。流星群の下で話した、君との最後の思い出。 別れて初めて気づいた、両片思いの話。

花人病。 それは、何年も前に急に流行り、何年も前にぱたりと止まった不治の病。 突然吸血鬼のように血を求め始める病。 患ったら最後、花のように咲くか、枯れるか、そんな、恐ろしい病。…

こんな時にしか想いを伝えられない。けれど、こんな時があるからこそ伝えられる。『自分から』じゃないのかもしれない、時に身を任せているのかもしれない。けど、今じゃないと大切な人を失っ…

高校生のフリして登録していた読書記録サイト そこで知り合ったリアル高校生と実際に会うことになって……

カプデビラ王国の第三王子エリオットは女の子が苦手で二人の兄に心配されている。第一王子メイナードの計略でついに初めての恋をするエリオットだったが、相手は愛を知らずに育ったこじらせ女…

童話「人魚姫」のオマージュ。

　これまで年の離れた異母妹清香（さやか）を溺愛していた清人（きよと）だが、自分の妨害にも挫けずに食らいついた異父弟聡（さとる）と清香が付き合い始めた結果、未だ独身にも関わらず娘を…

【部下視点】一途に想い続けた隊長からお見合い結婚しろと言われた可哀想な女軍人の話。愛しい隊長のためなら身体だって張らさせていただきますという健気な彼女がお見合いを頑張るとこうなる…

恋愛メインに、1万字に満たない話を詰め込んでいます。 その時、書きたいものを書くので、恋愛要素が薄いものもあります。 甘くない逆ハーや地味派手な脇役好きです。 設定は現代となんち…

もともと主人と執事、もしくは主人とメイドの両片思いって設定が好きなのですが、それ以上にその両片思いカップルに横恋慕する報われない従者が好き過ぎるので書くことにしました。 実際なら…

中学三年生の女の子、〈礼〉は同級生の男の子〈夏輝〉に片思い中。 なかなかアタックできずにいるうちに、好きになってもう1年経ってしまった。 周りからアドバイスされるも恥ずかしくて喋…

声が聴こえなくなってしまった女の子のお話。 三日間で閉ざされていく世界の中で心が求めたのは、大好きなあの声。 ―お願い。聴かせて。貴方の声を。

　佐藤徹はある日、高校一美女と噂される九条凛に告白される。だが彼は無情にも断った。彼は全くもって恋愛に興味がなかったのだ。そんなある日、とある体育の授業をきっかけに一人の女の子と…

この物語は、 自分に自信がないみさき。 不器用で伝えるのが苦手な蒼。 そんな2人が奏でる、甘くも切ない恋物語。 「好きです。」 「ごめん、君とは付き合えない。」 「大…

　水谷さんと氷室さんは、会社の上司と部下。一年にわたる両片思いを経て、つい最近交際が始まったばかり。 　明日の日曜日は初のデートなのだが、二人は共に大きな問題を抱えていた。 　「…

うら若いわけありの公爵夫人は、きれいに整えた浴室で、人魚姫を飼っておりました。 彼女の嫁入り道具はただふたつ、うつくしい色彩の少年人魚と、それから猫足のバスタブだけ。 抱え込ま…

雷火を纏う乙女に、かれは言った。 ――抜き身の剣は美しいが、すぐに傷む。 乙女は答えた。 ――ではそなたが、剣身を護る鞘となれ。 かれは額づき、乙女に忠誠を誓う。命果てるまで、と…

火の国と呼ばれているコウカラへ嫁いできた紫樹。夫への思いが変わりつつあることに、彼女は戸惑っていた。 異国風ファンタジー。

『HEAVEN』の行事に超多忙な日々の中、ついに気づいた自分の本音…… え、待って……私って諒のことが好きなの!? なのに、元来のいじっぱりと超カン違い体質が災いして、 な…