概要
彼女が神剣を継ぐのなら、おれは彼女を守る『鞘』にならねばならない。
雷火を纏う乙女に、かれは言った。
――抜き身の剣は美しいが、すぐに傷む。
乙女は答えた。
――ではそなたが、剣身を護る鞘となれ。
かれは額づき、乙女に忠誠を誓う。命果てるまで、ともに。
神の息づく草原ライルツで暮らす一族を描いた民族調ファンタジー。
巫女姫と族長のもと、穏やかな生活を営んでいた村に王の侵略の手が伸びる。
巫女姫イルーシュカと護り手「鞘」のベルクートが下した決断は。
(完売した同人誌の再録です)
――抜き身の剣は美しいが、すぐに傷む。
乙女は答えた。
――ではそなたが、剣身を護る鞘となれ。
かれは額づき、乙女に忠誠を誓う。命果てるまで、ともに。
神の息づく草原ライルツで暮らす一族を描いた民族調ファンタジー。
巫女姫と族長のもと、穏やかな生活を営んでいた村に王の侵略の手が伸びる。
巫女姫イルーシュカと護り手「鞘」のベルクートが下した決断は。
(完売した同人誌の再録です)