下級門兵の梓春(ししゅん)は、目覚めると後宮の妃、綵妃(さいひ)と体が入れ替わってしまいます。
実はこの二人、何者かに命を狙われていたのです。結局、梓春(ししゅん)は死に、綵妃(さいひ)は命をとりとめます(中身は梓春)。
物語は、梓春はなぜ狙われたのか、綵妃はなぜ毒を盛られたのかなど謎解きが展開し、興味が尽きません。
また、若く見目麗しい皇帝、珱煌(おうこう)の奔放な振る舞いも、物語をより一層、魅力的なものにしてくれています。
素敵な物語をありがとうございます。
(メモ、長編41、連載中、23話迄読了)
配置がとても機能しており、多角的な問題を最初に置きながらも読み手側が混乱しない見事な導入でした!
あらすじにもある通りこの物語は最初に大きな謎を置きながら、それに向かう物語です。
プロローグとそれに連なる流れの配置は読み手への配慮を考えているのか、起きた結果から状況を遡ることでこの物語の世界観に触れながら何を目的とする物語なのかを丁寧に読み手に伝えてくれました!
ここまでを見ると展開的には常時ピリピリムードの雰囲気が漂いそうではあるのですが、語り手が本題の合間に挟む一言や描写で自然と肩の力を抜いてくれるという読み手に優しい進行となっていました!
まだ、始まったばかりで20話に届いていない状況です!
この後宮で起こった大きな謎。主人公とともにみなさんも迫ってみるのはいかがでしょうか?