「9月」を含む小説

至って彼女は平凡だった……前触れなく、自身の記憶を喪うまでは。 2016年9月某日 ――旧暦・神在月。 神々が集う地として名高い、日本の地『神来社/からいと』で起こる、境内丸ごと…

「見よう見まねで乗れるようなもんじゃないぞ、自転車は」 複数の島をつなぐ橋たち。 その橋を、ふたりのバックパッカーが自転車で渡る。 ひとりは顔の怖い老人。 もうひとりはローブ…

　２０２２年９月。鎌倉市でいじめをした小学生をハチが失神させ、スマホとパソコンが使えずテント生活の『ビーヘイバー』に40人が参加するが一人が重症に。 　音楽教師の亮介は暴力団に攫…

ある日高校三年生、細貝工真の元に届いたのはひと月後の9月1日に『世界が終わる』という一本の電話だった。 世界が終わるとはどういうことなのか。 そんな電話をしてきたのは誰なのか。…

ことのは文庫様より『青き瞳と異国の蓮　いわく、大坂唐物屋に呪いあり』として書籍化されます。 発売日は「12月20日」になります。表紙イラストは、さくらもち様に描いていただきました…

私は、酉籠 惣一郎（とりかご そういちろう） 齢、三十六。自死への勇はないが、別段、生への渇望もない。 したらば天川が家移りを提案して来、やがて１つの死の謎が、明らかになってゆく…

【1500PV＆完結】 天然ボケで、猪突猛進、考えなしに行動してしまう「あやち」。 しっかり者で、面倒見がいい、ぐーたらで面倒くさがりな「ちーちゃん」。 高校からの付き合いの2人…

好きな人いますか？ 「います。いーっぱい」 そんな『お気に入り』の人たちを想って紡ぐ。 オムニバスです。

拙作「冷たい太陽、伸びる月」本編では書ききれなかったスピン・オフ物語です。 第一章最終話2020年9月から第二章90年後の2110年までの間、トビヒ族とハナサキ族、そして人間が刻…

覆面小説企画 ぷちヘキ03 用に書いたものです。 お題：明かりをつけるシーン 2021年9月20日

9月1日、始業式の日に私は「わたし」と出会った。

ハート家シリーズ第3弾！ ハート家6人きょうだいの末っ子、三男坊のエスターは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校（ＵＣＬＡ）に通う大学生。おぼろげながら将来はホテル業を手伝いたいと…

ローディはサンタクロースの話をし、教訓を尋ね、そして人を殺す。 ハンクは教訓を答え、ローディの側にいる。 恋人でも友達でもないふたりの、血まみれの執着の物語。 （2021年9月…

　縦横無尽に敷設された長大な配管の補修に忙殺する「私」の元に突然、精神安定士と名乗る「機体」が現れる。その目的は、ある人物の亡くなった「断裂事故」を経験した事による心理変化の確認…

スクールカースト最底辺の真島友陽は、クラスのアイドル斉川明日菜に恋をしていた。 しかし、カースト底辺の自分と１軍の明日菜とは釣り合わない。 向こうに迷惑を掛けるくらいだったらこの…

平成生まれな『あなた』に届けたい 各世界同士を繋ぐ『門（もん）』と呼ばれる装置を神様が作りました。 ファンタジーな世界と現代を繋いだり科学技術の進んだ未来と現代を繋いだり時には…

ウイルスパンデミックで不要不急の外出が制限された街。元大学生の俺は、フードデリバリーのバイトをしていた。 運ぶのは注文のあった弁当類。そして秘密の『ドリンク』だ。 非日常だった…

　２０２１年９月。鎌倉市内の温泉小と源泉中、銭湯高校で『いじめを止めるハチ』がいじめをしていた男女の腕を刺し失神させた後、参加者は４週間スマホ・パソコン禁止でテント生活の『ビーヘ…

未熟な神さまの手違いで『常人の“２００倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“２倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ！！ おかげで…

KAC2022も終盤10回目。皆勤賞でちょこちょことみていただきありがとうございます。 2018年の大学の夏休みも終盤に入った９月。大学３年生の渉は一つ下の幼馴染で別学科の彼女で…