「京都へ」を含む小説

世界有数の大財閥の御曹司である青年・秋斗はかつて魔を祓ったとされる13の血族の一角“九十九折坂家”に属する現代の魔術師。父親から命じられたのは社会的に独立すること。さらに他の一族…

平安京遷都に関わり、兄桓武天皇により謀殺された早良親王の怨霊が平安京最初の怨霊と恐れられている。 本間警部・木田警部補・真鍋勘太郎のドタバタトリオが、事件に挑む。

文フリ京都2020に書き下ろしたものです。 山尾悠子を意識した掌編幻想小説。

現地ではコアと呼ばれる異世界、そのアプレゴ連邦王国ナルラ旧王国のソフィア妃が突然崩御して数日。旧王城の一角に集められた旧王家（連邦公爵家）の子どもたちは、一子相伝の秘儀を身につけ…

～あらすじ～ 　諒輔はある日、八王子郊外の山間の道で、崖から車ごと転落した老人を助ける。諒輔がアルバイト先の運送店の車で病院に連れて行く途中、謎の二人組による襲撃があり、危機一髪…

とても暑い夏、京都。アスファルトの照り返しが目に痛い。暑くてぼうっとする夏、私はひとりの男の人と出会うんだ。汗をかきながら太陽の下で冷たいアイスを食べるような、幸せな感覚。

突然変異した凶暴な生物が暴れ荒廃した島国。それを駆除すべく作られた人でも獣でもないNOA。そしてNOAを模倣し作られたSEM。半世紀以上を費やし種の暴走は収束に近づくが、不要にな…

作者の育った県、兵庫県。 大阪でもない、京都でもない。三都物語の三都目は、神戸ですか？奈良ですか？ そこにいるから分かる独自の偏見を、ほぼ1行でお届けします。 注)あくまで、…

最上美咲は右頬のあざがコンプレックス。 派遣の契約を切られた美咲は、祖父の誘いで京都に来る。 祖父の家で起きた不思議な現象を解決するためやってきたのは、幼なじみの玉森佑だった。美…

時は赤穂浪士と同じ時代のこと。京都島原遊郭には、夕霧太夫という名代の芸妓が咲き誇っていた。この物語はそんな夕霧太夫の死後から始まる。過ぎ去った美しき昔を懐かしむ語り手。いわくあり…

京都の保健所で働く平塚理生は、周りの出世や学歴といったよく一般人が持つ悩みに悩んでいた。 ある日、小学校の食中毒事件をきっかけに調査に乗り出す。 その背景に隠れていたのは、菌なの…

社会人歴＝競馬歴の男は今日もまた競馬場へと向かう。そこで男はいつものように首を落とす……。 ＧⅠシーズン真っ盛りです。明日の春の天皇賞に合わせて作った短編をお楽しみ下さい。

京都の地は魔境であり、夜は地獄と化す。決して外に出てはいけない。 壮志郎はその禁を破り、好奇心から外へと出てしまう。 彼の運命を変える出来事と出会うこととなる。 作者Twit…

にわか雨に遭った崇文は、古い家の軒先で雨宿りをした。 ※七変化：紫陽花の異名。

　京都を本家に置く姫依家を筆頭に神条家、御子柴家は言霊師という言霊の力を操る一族。 　神条家に力を持たぬ男の子が生まれた。冬野と名付けられたその子は一族の中で劣等扱いされ、その中…

長州藩に雇われたある流れ者の物語。 浮かれた京で、刹那的に生きていたその男は、政局に関心を示さず、思想を謳わず、ただの仕事と割り切って人を斬り、人を守っていた。 自分には関係ない…

東堂兄弟出雲御子編第2弾。 不自然なトカゲ事件のあと、京都の自宅へ帰った蘭たちだったが、ついに水魚に言われていたパンデミックが始まった！ 滅びゆく世界で、不老不死の御子を宿した蘭…

今回は、事件の鍵が、京都を飛び出します。

京都府警・捜査一課に所属する黒瀬 司は、祇園の一角でゴミに塗れた謎の少女と遭遇する。警察官の責務としてその少女を一時保護するが、経歴を調べた司はその詳細を見て愕然とする。そしてそ…

大阪南港の空き木材事務所を借りて探偵事務所を開いている元大阪府警刑事課第1課蛇喰誠治。京都の金持ちの御指名を受けてボディガードを引き受けたが、バックに外国人たちが暗躍するそれは背…